第180冊目 弁護士が教える気弱なあなたの交渉術 著者/訳者名 谷原誠/著

弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術

弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術

人間は感情の生き物です。何かを決断するときには、まず感情で「決断したい」と感じ、それを理論で正当化できたときにはじめて決断するのです。はじめから理性で決断しているわけではありません。したがって、人間を説得するためには、理性よりもまず、感情を動かさなければならないのです。

相手が有利になることは言わない。

要求は口に出さなければ始まらない。

人は疑うことに、抵抗を覚えます。しかし、その人かすべて真実を語っているかどうかは別問題です。誤解しているかもしれませんし、間違ったことを言っているかもしれません。

気弱さは弱点にならない。交渉の要は、利害のパズルを一致させること。

変なプライドを捨てて、譲歩するときは譲歩しよう。

話ベタだから、余計なことは言わない。実は、交渉向きの性格!

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」 孫子

人は自分の話が終わらないと相手の話を聞かないもの。まず、相手の言いたいことを全部出させる。

●交渉で聞き出したい5つの情報

  1. 相手のニーズ
  2. 相手の強みと弱み
  3. 相手の期限
  4. 相手の限界値
  5. 交渉が決裂したときの代替手段

●3つの限定法
競合法 他にも引き合いがあることを伝える
「いま、御社に決めていただければ、他社さんをお断りできるのですが……」

期間限定法 期間を限定する
「この価格でご提供できるのは、本日限りです」

数量限定法 数を限定する
「残り38個です。売り切れたら販売終了です」



序章 気弱なあなたのままで、交渉は突破できる
1章 あなたはどこで負けている?タイプ別負けパターン分析
2章 話ベタ・交渉ベタだからこそ、あげられる成果がある
3章 これなら勝てる!気弱な人のための逆転交渉術
4章 「NO」と言えないあなたのための「お断り」の技術
5章 弁護士直伝 交渉シナリオの作り方
6章 その場で動揺しないために 当日までに備えたいこと
7章 実践!3つのケースでわかる交渉テクニックの使い方

弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術

弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術