第282冊目 思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術 現役弁護士が書いた /谷原誠/著
思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術―現役弁護士が書いた (DO BOOKS)
- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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交渉において意識しなければならないことは、「交渉は勝ち負けではなく、ただ、自分の抱えている問題を解決するだけ」ということだ。
交渉では、決して感情の世界に足を踏み入れてはならない。
交渉における服装で気をつけるべきことは、相手に誤解されないことである。しかし、だからといって、無理に高級なスーツを着る必要はない。自然な身なりをすることである。
何ごとも事前の準備が大切だが、交渉においてもこれがあてはまる。
手形は、6ヶ月以内に2回不渡りを出すと銀行との取引が停止され、事実上倒産する。
交渉においては、交渉が決裂したときに取り得る、別の選択肢を用意しておかなければならない。
交渉の前にすべきことは、「絶対にノー」という項目を決定しておくことである。
交渉相手の立場に立つと、なすべきことが見えてくる。
「自分が主張を展開するのは、相手が話すことがなくなってからでよい」
「ノー」を「イエス」に変えることはたやすいが、いったん「イエス」と言ってから、あとで「ノー」に変えることはきわめて困難である。
交渉の途中で、感情の波に押し流されそうになることがある。相手から侮辱的にことを言われ、カーッとなってしまうこともある。そのようなときは沈黙することだ。
1章 交渉の基本的な考え方(「裁判に勝つ」=「人生に勝つ」ではない
自分の主張だけするとどうなるか ほか)
2章 交渉の手順(準備は、事前に入念に
まず、自分自身でブレーンストーミングしてみる ほか)
3章 交渉をコントロールする(脅しは、無視するか利用する
脅しを利用するクロスカウンター ほか)
4章 相手の自尊心を尊重して説得する(弁護士は依頼者を説得し、相手方と交渉する
議論で人を説得するには条件がある ほか)
5章 相手の心理を利用して説得しよう(質問するだけでも説得できる
相手があなたを好きになれば、相手は言うことを聞いてくれる ほか)
思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術―現役弁護士が書いた (DO BOOKS)
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