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第3399冊目 超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫)
プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
- 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/07/01
- メディア: 単行本
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-「負けない自分」をつくり方
相手は自分の思い通りに動いてはくれない。そんな「できないこと」を想定して戦略を立てても勝ちはおぼつかない。それよりも「負けない自分」をつくることを考えよ。自分でコントロールできるのは自分自身だけなのだから。
相手の動きを予測することは大切。しかし、限界があります。
相手が自分の思い通りに動くようにコントロールすることはできないからです。
ところが負ける人というのはたいてい、自分の都合のいいように相手が動いてくれるものとして、策を練っているものです。それで思い通りにならず、「そう出るとは思わなかった」と打つ手がなくなってしまうのです。つまり、自分がコントロールしようとした相手に、逆にコントロールされてしまうわけ。
人間関係もこれと同じ。悩みももめ事の大半は、相手が自分の思い通りに動いてくれないことに起因します。
「どうしてそんなことをするんだ」
「ふつうはこう考えるだろう。こうするだろう」
というふうに考えて、自分の描いたシナリオ通りに事が運ばないことにイライラ・モヤモヤを募らせてしまうわけです。
自分にはコントロール不能なそんなことにエネルギーをかけるよりも、もっと大事なことがあります。
それはコントロール可能な唯一の存在である自分自身を動かして、「負けない自分」「負けない人生」をつくること。それなら、自分の思い通りにできます。
とはいえ「どうすれば、そんなことができるんだ」という声が聞こえてきそうです。その答えの一つは、前にお話しした「五事七計」にあります。
あれを徹底的にやって、自分を強化していけば、必ず「負けない自分」がつくれるし、「負けない人生」を歩むことができます。