■
第3412超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫)
超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫)
- 作者: 田口佳史
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2013/12/24
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
①目標設定が高すぎる
戦力が一対十と、相手のほうが断然有利な場合、いくら将軍が「突進せよ」と命令しても、「走る者有り」。兵士たちは逃げ出します。
これは目標設定が高すぎることを意味します。いくら自分で高い目標を設定しても、現実に動こうとすると、すぐに「達成できそうもない」とわかり、あきらめてしまうことになります。
つまり悪いのは、そんなに高い目標を設定した自分自身です。
常に目標達成に向けてアグレッシブに行動するためには、「もうちょっとで手が届く」というレベルから、段階的に上げていったほうがいいのです。
②自分を律することができない
将軍が弱くて兵士が強いと「弛む者有り」。兵士たちはたるみ切って、怠けたり、勝手な行動を取ったりします。これは自分を律することのできない人を意味します。自分で自分を厳しく律しないと、人間はどうしても楽なほうに流れます。怠惰になってしまうのです。そんなふうでは、事がうまくいかなくて当たり前。
悪いのは、やはり自分自身です。ともすれば楽をしようとする自分を自分で叱咤して、モチベーションを維持しなくてはいけません。
④いっときの感情を抑制できない
将軍が感情的だと、兵士たちは振り回されます。「崩るる者有り」となって、てんでんばらばらの行動に終始してしまうのです。
いわゆる気分屋の人というのは、場当たり的な行動になりがち。何をやっても、迷走してしまいます。悪いのは、感情をコントロールできない自分自身です。常に自分を冷静に保ち、方向性を定めて行動することが大切です。