第3015冊目 パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術 マーティン・ニューマン (著), 小西あおい(著)


パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術


また、家族や子どもに対して真剣な話をするときの注意点についてもお話しましょう。


進学や就職、結婚や離婚、転職やリストラ、犯罪や性に関する問題……など、普段はそんな機会がなくても、突然、家族に真剣な話をする必要に迫られることはあるものです。


その際に一番重要なことは、伝えるべき話がよい内容であっても、悪い内容であっても、あなたが家族や子どもたちを愛しているというメッセージを全身で伝えることです。


「声」の面では、大事な話の前にはまず深呼吸。話しているうちに声が裏返ったりしないように、しっかりと深い呼吸をして、声帯を緩め、ゆっくりと静かに、そして息に力を込めて言葉を発しましょう。


「ビジュアル」では、家族ひとりひとりに真剣で誠実なアイコントロールを配り、何か意見があれば受け入れる用意があることを示すために、オーブンな印象を心がけましょう。大事なメッセージであることを伝えるため、背筋をのばし、コアマッスルに力を入れ、話すのです。


そして、「言葉」では、言いづらいことほどシンプルに伝えることが重要です。


「3つのV」をフル動員して、あなたの全身から家族を愛しているという印象を発散させるのです。きっと家族や子どもたちはあなたの想いを理解し、納得してくれるでしょう。


どんな状況におかれても、「3つのV」を頭の片隅において行動し、また話をするようにしてください。パニックに襲われそうなときでも、まずは深呼吸。しっかりと深く呼吸を繰り返しましょう。そしてスタンス(立ち方・座り方)を完璧なものにするのです。


そうすれば、あなたは自信を取り戻し、どんな難問にでも冷静に対処できるはずです。