第2978目 パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術 マーティン・ニューマン (著), 小西あおい (著)


パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術


ビジュアルは4つの要素から構成されています。


「姿勢」
「手」
「目」
「顔」


姿勢=スタンスは立っている場合でも、座っている場合でも同様です。要は、コアマッスル(体幹)でしっかりと自分の体を支えることが重要なのです。


手はあなたが話すうえで、もっと役に立つ道具であり、目に関しては、アイコントロールが重要。コミュニケーションで顔が果たす最強の武器は「笑顔」です。


声にも印象を左右する3つの要素があります。


呼吸がこの第一です。


呼吸は声の質、「あたたかい」……「冷たい」に深く関係します。


次にスピード、「速い」……「遅い」です。


そして最後にピッチ、つまり声の抑揚の「高い」……「低い」です。


目を閉じていても声の質だけで、あたたかい人か冷たい人かという印象は感じとれます。誰もが、他人にはあたたかい印象を与えたいでしょう。


ほとんどの人は、あまり声に高低や抑揚をつけずに話しています。しかし、フラットに話すと退屈な人だと思われ、話の内容もつまらない印象を与えてしまいます。


ところが抑揚をつけた瞬間、話している内容が、がぜん面白く聞こえるのです。自分が楽しかった経験の話をするときなどは、話に夢中になってくると自然と抑揚をつけて話をしていますよね。そんな話し方を意図的にスピーチの内容に合わせていくのです。