第2950目 カリスマは誰でもなれる オリビア・フォックス・カバン (著), 矢羽野 薫 (翻訳)


カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)

カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)


アイコンタクトをめぐる大きな問題は、恥ずかしくてアイコンタクトが足りなくなることと、注意力が散漫でアイコンタクトが足りなくなることだ。どちらもあなたのカリスマの潜在能力を台無しにしかねない。しかし、双方に同じくらい効果的なテクニックがある。すなわり、感覚を探究するテクニックだ。誰かの目を見つめながら、その瞬間に肉体的な感覚に意識を集中させる。このテクニックにより、恥ずかしさが障害になるおちう人は、恥ずかしいという違和感を客観的に見やすくなる。注意力散漫が障害になる人は、目の前の瞬間に集中しやすくなる。


あなたはパーティーに出席しているといしよう。上司の妻に腕をつかまれ、信じられないほど退屈な話を耳元で延々とされる。聞いているふりはするが、ほこのことを考えたり、あたりを見回したりしたくなるかもしれない。ただし、どちらも外から見てわかり、あなたのカリスマ性を損なうだろう。こんなとき集中力を保つために効果的なのが、プレゼンスのテクニックだ。


プレゼンスに関する洞察やツールは、適切なレベルのアイコンタクトを保つためにも役に立つ。ただし、それだけでは十分ではない。カリスマになるには、適切な種類のアイコンタクトを使いこなさなければならないのだ。私たちの目の周りに表れる緊張の種類と強さは、人々が私たちをどのように感じるかを劇的に変える。