第881冊目 非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣 [単行本]
神田 昌典 (著)
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 単行本
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一瞬にしてスーパーマンになる肩書きの威力
なりたい自分になるために、都合のいい肩書きを考える。
例えば、私は「セミナーで教えているときに疲れやすい」というのが、問題だったわけでしょ? そこで、この欠陥を克服するためには、この仕事を、らくらく何の問題もなくやり遂げるセルフイメージを持てばいいのだと思った。
そこで、どんな肩書きを作ったか?
それはね……。
「スーパー・エナジャイジング・ティーチャー」。
エナジャイジングというのは、人にエネルギーを与えるということだね。
?スーパー熱血教師?といったとこかな。
ただ単に「教師」じゃない。とにかく超越して、元気を与える教師だってイメージを作った。そして、セミナーの前に「私はスーパー・エナジャイジング・ティーチャーだ」と言いつづけた。お経のようにね。するとね、そうなっちゃうんですよ。
セルフイメージ変更以降、セミナー中にトイレに行かなくなってしまった。嘘じゃないよ。朝九時から夕方六時まで、水はがぶがぶ飲んでもトイレに行く必要なし。女優は撮影のときには汗をかかない、というじゃない? 「そんなことあるのかな?」と疑問に思っていたけど、実際、セルフイメージが変わると、あり得るんだ。
以前は質問が怖かった、と言ったよね。ところが、いまは質問はウェルカム。何でも来い、だ。セミナー中「私の時間は、あなたのものだから、私ができることには、全力を尽くします」と宣言している。
私のセミナーに来た人はわかるだろうけど、休憩時間中も、ずっと質問を受けている。昼食中も質問を受けるから、食べる時間もない。そしてセミナー終了後も、質問をぎりぎりまで受けて、そして次の夜の会食に行く。そして、そこでも三時間しゃべるということをやっている。
いい? 言っておくけど、私、フツーの人間よ。どちらかといえば、体力がないほうだと思う。でもね、セルフイメージを変えたら、気力がどんどん出てくるんだよね。全然疲れないと言ったら、そりゃ嘘になるよ。でもね、疲れ方が違うんだよね。要するに?さわやかな疲れ方?ね。
こんな経験をしたもんだから、また二匹目のドジョウを狙って、肩書きをいっぱい作った。
自分の欠点をらくらく乗り越えることができる。なりたい自分に、即、なれる。そういう自分勝手な、都合のいい肩書きをいくつも作ったのだ。
例えば「スーパー・プロリフィック・ライター」。これは、文章を書きまくるスーパーな多作家というイメージ。
「スーパー・ラビング・ファザー」。愛を与える父親、という意味。こちらは家庭内でのセルフイメージ。
肩書きの作り方のポイントは、、「スーパー○○○」というように、自分の欠点をものともしない人物像を表現する。要するに、スーパーマンの力強い面を借りてきているわけだ。別に「ウルトラ○○○」でもいい。もっとカッコよくやりたければ「○○エキスパート」「○○マスター」でもいい。
なぜ英語を使っているかって?
別に英語じゃなくてもいいですよ。また、正しい英語でなくてもいい。なぜなら、この肩書きは、別に対外的にアピールする必要もない、見せる必要もないからだ。自分のためだけのものだからね。
やることは、新しい肩書きを紙に書いて、朝晩見る。それだけ。
さらに徹底するならば、はじめのうちは歩きながら、「私は、スーパー○○だ」とぶつぶつ繰り返し唱えればいい。
それ以上のことは必要ない。それだけで変身できる。