第637冊目 20代にしておきたい17のこと 本田健/著

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

目次


人生最大の失敗をする
大好きなことを見つける
一流のものに触れる
人生を100パーセント楽しむ
死ぬほどの恋をする
一生つき合える親友を見つける
両親と和解する
自分のルーツを知る
才能のかたちを知る
専門分野を持つ〔ほか〕


ピンチになったとき自分にどんな質問をしていますか?
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私は、人生でもっとも大切なスキルの1つに、質問力というのがあると思っています。なぜなら、質問する力がそのまま人生をつくるからです。


私たちは、意識しないうちに、自分に質問を投げかけています。


たとえば、恋愛がうまくいかないとき、「ああ、なんで私には恋人ができないんだろう?」と口にしてしまいます。


すると、聞かれてもいないのに、あなたの潜在意識は、これを大切な質問だと認識して、これも無意識のうちに、答えを出そうとします。


そして、その結果、「それは、自分に魅力がないから」「収入が少ないから」「才能がないから」など、実はちょっと自分でも気にしているマイナス点が、どっと出てきます。この頃までには、気分が悪くなったり、ますます落ち込だりという症状が出ているはずです。


自分の無意識に出した答えをプリントアウトして見たわけではないのに、そのインパクトは、十分に感じていて、ど〜んと落ち込んでいくのです。


外から冷静にこの様子を見ていれば、自分でお題を出して、ボケて突っ込んで落ち込む、ひとり漫才のようです。


しかし、私たちの多くが、小さい頃から、実はこのように、自分にネガティブな質問を繰り出して、自分を精神的に打ちのめす癖を持っています。


「なぜ、私は勉強ができないんだろう?」
「どうして、運動ができないんだろう?」
「どうして、英語の発音が悪いんだろう?」


など、その質問をする時点で、もう「自分はできない」「才能がない」ということが既成事実になってしまうのです。


ピンチに陥ったとき、普通の人は、「もうダメだ。なんでこんなことになったんだろう?」と嘆きながら、自分に聞いてしまいます。すると、ピンチを引き寄せた理由ばかりが意識に上がります。


幸せな成功者は、自分に実によく考えられた質問をします。「このピンチから学べることは?」「このピンチから脱出する方法は?」など、本人がワクワクして行動できる質問をするのです。


落ち込んだ人は、クリエイティブな解決策を思いつくことができません。でも心が自由な人は、いくらでもアイデアを出せるのです。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


今日の声に出したいコトバ


現実を変えたければ、質問を変えなければならない。現実は、あなたがどんな質問をするかで変わる。「特別な、強い人だけ成功するんじゃないだろうか?」という質問をすればそのような現実を作り出す。「自分は、どんな成功をするために生まれてきたのか?」という質問をすれば、そのような現実を作り出す。――神田昌典


感想


私は質問力を身につければ仕事、勉強、恋愛、趣味など全てのことに応用できると考えています。


自分に良い質問をすれば、良い方向に思考が回転し、悪い質問をすれば悪い方向に質問が回転します。


「どうして私は仕事で成功できるのか?」「どうして私はこんなに異性にモテるのだろう?」「なぜ私は営業で1番になれるのか?」と質問をすればプラスの方向へ考えざるおえなくなります。


質問をコントロールして、人生をコントロールしましょう!


20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

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