第511冊目 小室淑恵の即効プレゼン術 〈図解+実例〉でわかる実戦テクニック41 小室淑恵/著
- 作者: 小室淑恵
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 23回
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知っておきたいジャスチャーのテクニック
プレゼンのジャスチャーで大切な基本は非常にシンプルです。
- 背筋を伸ばし、体と顔をきちんと前に向けておくこと。
- だらりとした姿勢に見えないよう、しっかりと腕を伸ばすこと
とても簡単そうですが、実際には、これがまったくできていない人が多いのです。
また、「えー」などの口癖や、体や顔がスライドに向きっぱなしになっている、腕を組んでいる、ジェスチャーが小さい、せわしない印象を与える、決まった動きしかしていない……といった、聴き手にとって目障りや耳障りになるものは、理解の妨げになります。
練習の過程で、姿勢を正し、ノイズを排除する努力が必要です。
ただ、ノイズは自分ではなかなか発見できないものです。話している様子うビデオに撮影して、客観的に自分をチェックしてみましょう。
特に、プレゼンの途中からどんどん姿勢が悪くなってしまう人がいます。猫背になる、台に両手をついて寄りかかる、壁にもたれかかっている、首が曲がっている、手持ちの資料を丸めだす、手でペンをもてあそぶ……といったものです。小物類は用を終えたら必ず置き、無駄な動きをしないようにしましょう。
ジェスチャーはこの「5つの型」を覚えておく
ジェスチャーは数種類のパターンをマスターしておけぱよいでしょう。以下に5つの型をご紹介します。
- 腕を左右に広げるアクション
- 手を回すアクション
- 腕を右下から左上、右上から左下などの斜めに移動させるアクション
- 手で数字を指し示すアクション
- 相手に共感を求めるアクション
1の腕を左右に広げる動きは、人を受けて入れる姿勢を表します。横の動きを取り入れると、細身の人や小柄な人でも堂々と見えます。
小柄で細い人は、緊張して肩がかぼまってしまうと、自信がなさそうに見えるので、意識して肩や腕を広げるようにしましょう。
ちなみに、1とは逆効果をもたらすのが、腕を組んだ姿勢です。これは相手を拒絶する体勢です。自分の考えは絶対に変えないという傲慢な印象を与えるので気をつけましょう。
2は意外と聴衆の目を引くジェスチャーです。「スパイラル」や「循環」のイメージなどを説明する際、積極的に取り入れていきましょう。
3はグラフ中の数値を動きを表す場合に用います。
4のジェスチャーは「○○のポイントは4つあります。1つめは……」というように順を追って項目を説明する際によく使います。
5は、「みなさんのそうですよね?」のように、問いかけるようなアクションで相手に共感を求める際に使います。
少しオーパーなくらいでちょうどいい
手を動かせば、自然と声や気持ちを盛り上がることができます。自分の気持ちを表に出すことができれば、聴き手も共感しやすくなります。
ジェスチャーの初心者は、まず大きめの動きを心がけましょう。少しオーパーかな、と感じるくらいでかまいません。ただし、せわしなく動くのではなく、例えばスライドを指し示したら、ピシッと動きを止めます。
また、スライドを横切らない程度であれば壇上を移動しても構いませんが、ジェスチャーが終わったら一度基本の位置に戻りましょう。動き続けると、聴き手の気が散ってしまいます。
あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪
今日の名言
「できるビジネスマンでスピーチの下手な人はいない」――土井英司
今日の感想
こんにちは、ソンリッサです。
本日の一冊は、抜群の美貌でビジネス書界に新風を運んでいる小室淑恵さんによるプレゼン本。
著者3000回以上のプレゼンを実施し、500人以上のビジネスパーソンを指導してきたノウハウが詰まっています。
「できるビジネスマンでスピーチの下手な人はいない」と土井英司さんおっしゃっているようににビジネスで必須のスキルをぜひ身につけたいものです。
営業マンの人も、経理の人も、学生の人も、話すスキルを伸ばしたい人にはオススメの一冊です。
目次
1 プレゼンの準備をはじめよう
2 プレゼンのシナリオを作成しよう
3 説得力のあるスライドを作ろう
4 練習を重ねて実力をつけよう!
5 自信を持って本番に臨む
6 プレゼン終了後のフォロー
- 作者: 小室淑恵
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