第510冊目 ゆるい生き方 ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣 本田直之/著

ゆるい生き方 ?ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜

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ゆっくりと話す
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普段どんな言葉を使うかと同じくらい気をつけたいのは、「どれくらいのスピードで話すか」という問題です。


ハワイで地元のハワイアンたちと話していると、彼らが非常にゆったりとした口調で話すことに気づかされます。一方、ニューヨークのような大都市に住む人たちは、総じて早口になります。おそらく日本でも、自然の豊かな農村で暮らす人々と、都市で働く人々では、しゃべるスピードが違うのではないでしょうか。


口調が人の心に与える影響は非常に大きくて、ゆっくたとしたペースで話していると焦りやストレスはほとんど感じません。リラックスした状態で、自分の考えを正確に伝えることができます。


一方、早口でしゃべっているとどうしても心に負担がかかって、焦りやストレスを生んでしまいます。そしてストレスを信じるほど、もっと早口になってしまうのです。たとえば、激しい口調をしている人たちは、どんどん早口になっていきます。興奮で早口になり、早口でしゃべることがさらなる興奮を招くのです。


それでは、どうして早口になると興奮やストレスを感じてしまうのでしょうか?


答えは簡単で、早口ではうまく呼吸することができず、一種の酸欠状態になるからです。そして、ゆったりとしたペースでしゃべっていれば、十分な呼吸が確保されるため、興奮することもストレスを感じることもありません。ちょうど、しゃべりながら軽い深呼吸をしているような状態です。


また、これは多くの方が経験的にわかっていることでしょうが、「人は嘘をつくときに早口になる」という心理学のデータもあります。嘘をごまかかとうとしたり、嘘をついている状態に緊張したりするため、どうしても早口になってしまうのです。


ですから、たとえそんなつもりはなくとも、早口でしゃべっていると嘘っぽく聞こえたり、信頼性に欠けてしまったりします。


どうしても早口になるという人は、まず言葉と言葉のあいだに「間」を空ける意識を持ちましょう。それをくり返しているうちに、リラックスしてゆったりとしゃべることができるようになるはずです。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


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今日の名言


「平凡なことを、毎日、平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである」――アンドレ・ジイド


今日の感想


こんにちは、ソンリッサです。


本日の一冊は、レバレッジシリーズでおなじみの本田直之さんによる自己啓発書。


「他人と比較しない」「贅沢品のために働かない」「ムダを削ってシンプルに生きる」など本田さんらしさが随所あらわれています。


読んでいて自然とやさしい気持ちになれる不思議な一冊です。ぜひ読んでみて下さい。


目次


1 思考編(楽しいか楽しくないかで判断する
プライベートに論理を持ち込まない
物事に白黒つけない ほか)
2 環境編(島のライフスタイルに触れる
ネット環境のないところに行く
目的もなく海に行く ほか)
3 行動編(ゆっくり歯磨きする
エレベーターの「閉」ボタンを押さない
エスカレーターで歩かない ほか)


ゆるい生き方 ?ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜

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