第1392冊目 世界の頂点(トップ)に立つ人の最強プレゼン術 [単行本(ソフトカバー)] 松本 幸夫 (著)
- 作者: 松本幸夫
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2013/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さまざまな手法で自分流をつくる
TEDのプレゼンの「表現法」というのは様々です。
ほぼ、スピーチに近く、スライドは用いないプレゼンターもいます。
あるいは、私の好きなプレゼンの型を行うベンジャミン・ザンダーのようなやり方もあります。
これも、私が話し方が好きなハンス・ロスリングは、全身で語りかけ巨大スクリーンとの一体化が上手です。実物、模型も用いたりします。
プレゼンでは「テーマ」「メッセージ」はあっても、その伝え方は様々だということです。
私のおすすめは、1つひとつとりあえず導入してみて、やってみることです。
その上で、「自分に合った」やり方を取り入れてみるとよいでしょう。
何でもそうですが「合う合わない」ということはあるので、まず試してみましょう。
いくつか挙げてみるので、チャレンジしてみてください。
- スピーチをしてから、最小限のスライドを映す
いわざジョブズ式ですが、いつもスライドを映してから説明するプレゼンのやり方の人々には、大いに刺激になります。
中身を覚えていないとなかなかできないことに気づきます。
- 原稿を丸暗記してみる
丸暗記の目的は、暗記そのものではありません。一字一句覚えておくと、安心してアイコンタクトやジェスチャーに集中することができるのです。
私はたまたま、話し方教室に行っていた20代の前半だけこのやり方でした。
20回、50回とリハーサルすると、一字一句暗記できて、「メリハリをつけよう」とか「ここで声を大きく」「ここでジェスチャーを」「間はこのあたりかな」と集中して練習できるメリットはありました。
その後は、一切原稿なしのスピーチ、プレゼンをしていますが、時と場合によっては丸暗記もメリットはあると今は考えています。
- アドリブで話してみる
もちろん、初歩のレベルでは、すべてリハーサルをしておかないと、失敗してしまいます。
失敗は、心のダメージとなり、トラウマとなり、プレゼン嫌いになりかねません。
そのため、ある程度プレゼンのスキルをマスターしてからですが、アドリブでライブ感覚を味わうこともしてみましょう。自分にも、聴衆にも新鮮です。
ストーリーで語ってみる
ジョークを入れて話す
スライドなしで話してみる
デモンストレーションしてみる
他にも、声のトーンを様々に変えてみたり、ジェスチャーの大小を変えてみたり、アイコンタクトの長さを変えたり……。
やってみることはいろいろあります。
1つひとつ実行してみて、自分流を完成させていってください。