第384冊目 図解最短で結果が出る超勉強法 脳と記憶力を100%活用して高得点や合格を勝ち取るすごいテクニック 荘司雅彦/著

図解 最短で結果が出る超勉強法 (講談社 Mook)

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詰めこみ記憶が効果を持つ理由


「詰めこみ」や「丸暗記」に対する嫌悪感は、根強く残っているように思います。しかし、私は断固として「詰めこみと丸暗記は勉強の王道である」と信じています。


幕末の尊皇攘夷運動の先駆けとなった吉田松陰は、10歳そこそこで藩主に講義するほどの秀才ぶりでしたが、彼はスパルタ式の詰めこみ教育によって学問をものにしました。ユダヤの子供たちは、「幼少期から記憶力の容量を大きくしておくため」にユダヤ教を「丸暗記」させられて育つそうです。服理学者アインシュタインや数学者フォン・ノイマンのような天才をつぎつぎと生み、ノーベル賞受賞者を多く輩出していることを考えると、ユダヤ人の詰めこみ教育が子供のを創造性を奪っているとは到底考えられません。



子供たちに詰めこみ教育をするのもいいですが、私たちも実際に暗記をやってみましょう。年をとってからでも十分にできます。それどころか暗記の訓練によって脳内のニューロンの数がどんどん増加し、いわゆる「能力」が飛躍的に発達するのです。


私の記憶力が飛躍的に向上したのは司法試験の受験勉強をしていた29歳のころです。


また、暗記を進めると、「理解が後からついてくる現象」が起こってきます。司法試験の会計学の勉強を始めた頃は、先生が「暗記しろ」と言った部分を何度も声に出し、わけもわからず丸ごと覚えてきました。


その効果はあとになって出てきました。丸暗記した内容が、体系的につながって、面白いほど「理解」できるようになったのです。


第1章 超勉強法の基礎編
1冊の基本書を作る
教材を買うのに迷ったら
「回転」させて読む効果
基本書の余白を活用する
勉強仲間を作ることによる効果
論理力を磨く方法……
第2章 記憶のフル活用編
1日5分間の「黄金の作業」とは?
記憶をさまたげる「2匹の猛獣」に勝つ方法
丸暗記のスーパーテクニック
マトリクス計画表を作る
3回転勉強法とは何か
2段階マーキング法によるテキスト作成……
第3章 実践アドバイス
最速勉強法ベーシック・スキル 英語編
最速勉強法ベーシック・スキル 算数編
最速勉強法ベーシック・スキル 法律学
最強のアイテム選び ポータブル・プレイヤー編
最強のアイテム選び 瞑想用CD、照明編…
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