第361冊目 仕事は5年でやめなさい。 松田公太/著

仕事は5年でやめなさい。

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「目的」を明確に持ち、それに到達するための「目標」を詳細に立てると、日々の生活が見違えるように変わってきます。まず、5年しかないのだから今のうちにすべて学んでおかなくては、という前向きな姿勢になる。今までついつい気にしていた人からの評判やその場の雰囲気に流されなくなる。


大きな「目的」を見据え、ひとつひとつの「目標」に向かうとき、目標達成のための方法として私が実行しているのが「PDCI」というものです。「計画を立て、実行し、確認・評価し、改善する」システムです。


目的を明確にしたら、具体的な数字で表せる目標を立てます。たとえば「一ヵ月に何キロ痩せる」というふうに。目標が決まったら、「PDCI」の実行です。


P=「Plan(計画)」は、一ヵ月に何キロ痩せるためには、一週間に何キロという詳細な計画を立てます。
D=「Do(実行)」は、そのために何をすればいいか、です。「一日一回は階段を駆け上がる」「帰りはひつと前の駅で降りて歩く」「朝2キロ走る」などです。
C=「Chek(確認・評価)」は、一週間後、体重を量り、実行したこととそれへの成果を検討します。
I=「Improve(改善)」は、評価の結果をもとに、目標に近づくために改善した「Do」を考えます。「運動量を増やすために朝のランニングを今週から1キロ増やす」、あるいは「順調なのでこのまま続ける」という具合に調整していくのです。


何かを成すには、成功のイメージを描くことが必要とされています。もちろん私も同感ですが、それと同時に、それに行き着くまでには、失敗のイメージを描くこともまた必要だと私は思っています。

1章 人生を切り拓く「目的」の見つけ方、「目標」の立て方(「やめる」と決めれば、成長は加速する
「目的」と「目標」を明確に区別する ほか)
2章 おぼれながら「金のワラ」をつかめ失敗は成功の引き金(失敗のイメージを鮮明に描けるか
失敗する人ほど成功の確率が高まるワケ ほか)
3章 「凡」に目を光らせろ、些事を磨けば本物の力がつく(単調な仕事ほど脳を使え
ゲーム感覚を仕事に取り入れる ほか)
4章 コンプレックスを掘って宝を出せマイナー意識が道を拓く(人生を切り拓くマイナー意識
「これでいい」と思った瞬間からが下り坂 ほか)
5章 自分を伸ばし、人を育てるノーファン・ノーゲインの心意気(「ペイン」よりも効果的な「ファン」
生きがいを与える人づくり ほか)

仕事は5年でやめなさい。

仕事は5年でやめなさい。