第304冊目 一点集中力 /伊藤真/著

一点集中力

一点集中力

一点ち集中するノウハウは、結局は捨てるノウハウでもある。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがある。あれもこれも欲張ると、どれも中途半端に終わってしまう。本当にやりたい夢や思いがあるなら、それに集中するべきだ。でなければ、奇跡は起こせないと私は思う。

他のものを捨て、自分がやるべきこと「一点」に集中して、全力を尽くすかその「一点集中力」が大きなエネルギーを生むのだ。

やるべきことの中でも、何を一番にやるべきなのか、優先順位をきちんとつけるべきだ。

集中する「一点」は、はじめは何でもい。掃除なら掃除だけ。コピー取りならとにかくコピー取りだけ。とりあえすす小さな部分、ミクロのところから始めて、成功体験を積み、次のステップに進んでいく。その連続を「成長」と呼ぶのだ。

どんな小さな仕事でも、工夫を重ねることで得られる喜びがあるのだ。

仕事とは小さな仕事の積み重ねに他ならない。

本当に自分が成長しようと思ったら、自分の許容範囲の中でのんびりやったいたのではダメだ。

はじめから「やりたくない、できません」と断ることは簡単だが、やってみてはじめてわかることは実は本当はたくさんある。

司法試験の勉強で言えば、合格者が口をそろえて言うのが、「絶対にあきらめないこと」と「基本が大切」、この極めて単純な2点なのである。
時間制限を自らに課さないと、集中できない。

何かが欠けているからそこ、それを補うために集中できるのだ。

後ろ向きになった時点で、もう負けなのだ。

私がやっているのは、何か嫌なことが起こったら、「もう1人の自分」を登場させるということだ。その場を一歩離れて、客観的に見つめている「もう1人の自分」を意識する。

第1章 「一点集中力」で、あらゆる限界を突破せよ(記憶をなくした八分間が教えてくれたこと
とにかく「一点」以外は捨てなさい ほか)
第2章 「仕事」が劇的にうまくいく(「仕事ができない人」など、そもそも存在しない
DMの折り方で、他人を圧倒できるか? ほか)
第3章 「勉強」の成果を最大限に引き出す(勉強の成果が出る人はここが違う
なぜ、応用問題をやらなくても合格できるのか ほか)
第4章 「一点集中力」を鍛えるトレーニング(子どものころの「夢中になった経験」を思い出せ
集中するための「事前の準備」を整えているか ほか)
第5章 夢をかなえる「一点集中力」(自ら「時給が下がるような働き方」をせよ
殻を破りつづけることで人は成長していく ほか)

一点集中力

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