第１８３冊目　新ナニワ金融道　復活　銭闘開始！！編　著者/訳者名青木雄二プロダクショ

「ア　アホウ　目標は高いほうがええんや！」桑田

「ワシら　ナニワ金融に不可能はないんや」桑田

「男やろ? 灰原達之！！　さっさと朱美さんを抱いたってや！！」朱美

「せやけど　この契約書はあくまでそのふたりの間で交わされたもんでっしゃろ」鷲野

「第三者にもわかる形で登記されたわけでもおまへんよって　どれだけ効力があるか怪しいもんや！！」鷲野

「なに…法が許すんやったらあらゆる手ぇ使こて生き残る権利が誰にでもありますんや」桑田

「月３％なのは初回だけで最終回は　実質　月３０％の金利になるのに…」吉村

「ドンブリ勘定でやってきた彼らは金利のマジックに疑問を持つこともないんや…」吉村

「吉村…資金繰りにあくせくしとる中小企業にとっちゃ　借金は麻薬みたいなもんなんや」社長

「せや　悪いとわかっていても　つい手が出てしもて　やがて依存せずには　おけん体質に　なってしまう…」社長

「手を出すのは　簡単やけど　縁を切るのは難しい…　せやからワシらは　生き延びて　これたんやで」社長

「ええか！！　これは詐欺でも　インチキでもない　法務省　お墨付きの　抵当権登記や！」桑田

「この契約書のとおり　奥さんは　自分の債務の他に　孫野手さんの債務を　連帯保証することが　条項に入っていますよ！」吉村

「何を人聞きの悪いこと　言うとんのや　オバハン！　契約書を　よう吟味せんかった　アンタが悪いんやで！！」高山部長

「それと　契約書にはもう一つ　条項がありましてな…　一括返済の義務が生じる　ケースとして『債務者が著しく信用をなくした場合』いうのがありますんや…」高山部長

「銭を活かせる　人間いうもんは　知らぬ間に磁力で　引き寄せあうもんなんや！」社長