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第3763冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる!
リーダーが日々の仕事を管理して、環境の変化に対抗していくためには、2つの視点での問題解決が必要です。1つは「リーダー自身が行う問題解決」であり、もう1つは「スタッフにさせる問題解決」です。たとえ同じ問題であっても、立場によって問題のとらえ方も解決行動も異なってきます。
まず、「リーダー自身が行う問題解決」においてリーダーが考える問題には、次のようなものがあります。
①その仕事に対するスタッフの配置は正しいか?(適材適所か?」
②無駄な仕事でスタッフの時間やエネルギーを浪費させていないか?
③職場の風土も含めて組織の仕組みは整っているか?
④今後起きるかもしれない問題=課題は何か?(たとえば、震災時の対応や感染症予防などのリスクマネジメント)
もう1つの「スタッフにさせる問題解決」とは、スタッフが自律的に問題解決をできるようにすることです。そのためには、問題解決のステップにスタッフを参画させ、当事者意識を醸成させることが大切です。どうしたらいいかスタッフが自分で判断し、自分で行動できるように指導しましょう。
また、問題の原因究明ができるように、リーダーはスタッフに的確な質問を行い、「考える習慣」を身につけさせることも必要です。リーダーの関わり方次第で、スタッフの問題解決能力は格段に高まります。