第2994目 パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術 マーティン・ニューマン (著), 小西あおい (著)


パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術


本当に相手を笑顔にしたかったら、自分から意識的に相手の反応を引き出していかなければなりません。お互いに笑わないでいると、延々と悪循環が続き、あなたの印象が「冷たい人」になってしまうだけです。


自分から笑顔を発信するトレーニングをしましょう。何事も最初の一歩は、自分から意識的に始めなければならないのです。


笑顔には、言葉の意味を変えてしまう効果があるという例をお話しましょう。


最終プレゼンで特徴的だったのが手家だ招致委員会理事長(JOC会長)のスピーチです。彼はスピーチの最後に「東京にぜに投票してください(
Vote for Tokyo.)と3回続けて言っています。


このメッセージを真剣な表情で言ったとしたら、「日本に対して投票しろ!」という命令的で強制的なメッセージになってしまいます。しかし、このメッセージを竹田理事長がプレゼンしたように、満面の笑顔で伝えれば、同じ言葉が、「投票してください」というポジティブな明るいメッセージとして、聞く人に受け取られるのです。