第3001目 パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術 マーティン・ニューマン (著), 小西あおい(著)


パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

  • 「シンプルに」「パーソナルに」話なさい


「シンプルに」話すこと。


「パーソナルに」話すこと。


この2つが「言葉」で大切なポイントです。


まず、「シンプル」のほうから説明していきます。


「難しい言葉を駆使すると賢く見える」と誰もが思いがちですが、実際はそうではありません。聞く人を混乱させてしまうだけなのです。


書かれた文字を読むならまだしも、スピーチや会話では話された内容を1回しか聞き取るチャンスがありません。知らない単語や難しい言い回しが出てきて、「?」と聴衆が思っているうちにもスピーチは進んでいきます。そうするとやがて聴衆は話について行けなくなり、飽きてしまう可能性が高いのです。


よく知られているスピーチのフレーズはシンプルで、しかもメッセージが明瞭です。


実は印象に残る歴史的な表現には、古代ギリシャやラテンの文化でよく用いられていた修辞法が巧みに使用されていることをご存知でしょうか?