第2885冊目 カリスマは誰でもなれる オリビア・フォックス・カバン (著), 矢羽野 薫 (翻訳)


カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)

カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)

  • プレゼンス5


プレゼンスを示す能力を伸ばすと、ボディランゲージや、人の話を聞くスキル、集中力が向上するだけでなく、人生をより楽しめるようになる。祝い事や、愛する人と質の高い時間を過ごすなど、特別な場面にかぎって気が散るものだ。


瞑想の権威であるタラ・ブラシェにとって、プレゼンスの習得は生涯のテーマだ。彼女は次のように語っている。「私たちは、つねに、いま起きていることや、つぎにやるべきことについて考えている。友人に会って抱擁しているときも、いつまで抱き合っているべきか、体を離したら何を言えばいいのかと頭の中で計算していて、再会の喜びも半減する。ひとつひとつの行動を急ぎ、完全には集中していない」。しかし、いまこの一瞬に集中すれば、人生の素晴らしい瞬間を存分に感じて楽しめるだろう。


人と向き合いながら集中力を修正する3つのテクニックは、訓練を重ねることによって、まるで生まれつきの本能のような習慣になる。目の前の瞬間に集中すれば、より大きな影響力を持ち、相手を自分に印象づけ、地に足の着いた人と見なされる。つまり、カリスマのプレゼンスの基礎を築くことができる。