第2393冊 最短で成果★超仕事術 (中経の文庫) 荘司雅彦 (著)


最短で成果★超仕事術 (中経の文庫)

最短で成果★超仕事術 (中経の文庫)

  • スキマ時間の偉大な力


まず、スキマ時間を有効活用しましょう。人との待ち合わせで待っている時間、食事前の待ち時間などなど、私たちの日々の生活には必ず中途半端な空き時間があります。これらの空き時間を有効に活用するかどうかで大きな違いが出てきます。


仮に1日に合計1時間の空き時間があったとすれば、10日で10時間、100日で100時間も空き時間があることになります。これを使わない手はありません。


常に1分や2分でチェックできるものを携帯しておき、空き時間に目を通せば、大きな蓄積になります。英語の単語集や文例集、法律の条文解説のように、細かく独立しているものがお勧めです。


次に、同じ時間に複数のことをやれば、1時間が2時間、3時間にもなります。通勤時間に読書をすれば、1ヵ月で数冊の書籍が読めます。


私は、かつて電車を「通勤電車図書館」として利用していました。


通勤電車のなかでは持ち物も限られていますし、できることも限られていますので、自室にいるときのように他の誘惑に惑わされることなく読書に没頭できました。


また、人間の記憶というものは視覚的な要因とリンクされています。皆さんにも「あるものを見ると必ずこれを思い出してしまう」ということがおありではないでしょうか。


同じように、電車の窓から見えたA銀行の看板と記憶すべきαという事項がリンクして頭のなかに定着するという効果もありました。


電車での移動に限らず、ウオーキングや仕事で歩かねばならないときに音声教材を聴くのも大変効果的です。


ただ、関連する事項はまとめてやってしまいましょう。電車移動やウオーキングなどで30分程度のまとまった時間がとれるようであれば、その時間内であれこれと欲張らずに分野を定めてやってしまったほうがチェンジする際の無駄が省けます。