第2394冊 最短で成果★超仕事術 (中経の文庫) 荘司雅彦 (著)
- 作者: 荘司雅彦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: Kindle版
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- ポジティブな人とつき合うのが一番
つき合っている人間たちを見れば、その人がどういう人か判断できるといわれています。
意志の強い人かよほどの頑固者でもない限り、人間はつき合う人から大きな影響を受けます。しかし、人間の集団は多種多様で、どれが良くてどれが悪いなどと一概に決めつけることはできません。
ただ、前向きな人生を歩みたいのであれば、ポジティブな人たちとの交友関係を大事にすべきでしょう。
何事にもポジティブに挑戦し、失敗したらしかっかり敗因分析ができ、再度チャレンジしてみる、というような姿勢をもった人たちです。
私自身、とてもラッキーだと思うのは、昔から現在にいたるまで、素晴らしい先生や友人に恵まれたことだと思っています。多くの人たちに支えてもらって、ささやかながらも今日の自分があるのだと思います。
私的な経験ではありますが、私が合格した当時の司法試験は大げさではなく「一生勉強を続けても受からないかもしれない過酷な試験」でした。当然、精神的にも疲弊してしまうことが少なからずありました。
そのようなとき、勉強仲間たちが前向きかつ懸命に勉強する姿を見ると、「先の心配ばかりしていても何の実益もない。今、やれるだけの精一杯の努力をしよう!」というポジティブな気持ちになれたものです。
逆に、ネガティブな人たちのなかに入ってしまうと、仕事でも勉強でもやっかいなことになります。
ネガティブな人たちの特徴をあげてみましょう。
まず、やる前からできない理由をあれこれ考えては、結局実行に移さない。
また、実行してから失敗したらその責任を自分以外の他に求める。「もともと無理だったんだ」「相手が悪かったんだ」というように責任転嫁をする。
私はネガティブな人を内向き人間と呼んでいますが、それがどのようなタイプの人であるかは、会議などをしていればすぐにわかります。
ある人が提案をしたことを「そうは言っても○○のような制約があるから無理じゃないか」と言って否定するだけ否定し、代替案を一切出さない人が必ず何人かいるでしょう。そういう「反対派」こそが内向きネガティブ人間で、関われば関わるほど自分までもがネガティブな思考に求められてしまいます。
ひどい人になると、失敗の犯人捜しをしてからその人の責任にしていまいます。
そして、自分以外に責任を負いようがない場合(試験での不合格など)、再チャレンジするよりも、傷のなめ合いをするのです。
こういうネガティブな人たちのなかにいると、自己愛が傷つかないので気持ちは楽です。しかし、着実に、みんなで沈みこんでしまっているのです。