第3547冊目 できる人の仕事の基本ワザ大全―――時間管理から人間関係、発想術まで、今日からすぐ使える!

 

 

 

 

 

-待ち時間を「活きた時間」に変える

 

 

待たされるというのは、時間のムダ以外の何ものでもありませんん。しかし、仕事の中で、待ち時間はどうしても発生していまいます。

 

 

外回りをしていれば、電車やバスの発車時刻まで待たされるのは当然ですし、タクシーに乗ろうとしても行列ができていれば順番待ちになります。

 

 

会社にいても、発注した仕事の納期が遅れていれば、いくら催促したところで、やはり待つしかありません。

 

 

しかし、いくらイライラしても待ち時間は縮まりませんから、待ち時間をムダにしない方法を考えたほうが賢明です。要するにスキマ時間の有効活用法です。

 

 

具体的には、「5分でできること」「10分でできること」をあらかじめ考えておきましょう。

 

 

そう言うと、「読書をすればいい」と考える人が多いようですが、文章を読んで理解するためには、ある程度の集中力が必要です。そのため5分、10分といった短い時間では、なかなか頭に内容が入ってきません。

 

 

しかし、いざ読み始めてしまうと、今度は目を離すのは難しくなります。多くの人が、「5分のつもりが、気がついたら15分もたっていた」という経験をお持ちではないでしょうか。

 

 

スキマ時間の利用法として、お薦めしたいのが「勉強」です。

 

 

なかには「三度の飯よりも勉強が好き」という人がいるかもしれません。しかし、「1時間くらい勉強したつもりだったのに、まだ30分しかたっていなかった」という人がほとんどでしょう。

 

 

もちろん、まったく興味のない分野を勉強する必要がありません。たとえば英語や中国語に代表される外国語の習得や、仕事に関係した資格取得のための勉強をお薦めします。

 

 

たとえば資格試験なら、暗記が必要な法律の条文や法令・政令・専門用語やデータがありますし、語学なら単語や例文を覚えたり、ちょっと文法事項をマスターする必要があります。