第3464冊目 できる人の仕事の基本ワザ大全―――時間管理から人間関係、発想術まで、今日からすぐ使える! (知的生きかた文庫) 幸運社 (編集)

 

 

 

-腹が立ったら、「書き殴って」ストレスを発散する

 

 

ストレスの強い状態におかれたとき、どうして発散していますか? 男性のトップ3は「よく寝る」「運動・スポーツをする」「お酒の飲む・晩酌をする」、女性のトップ3は「甘いものを食べる」「友人とおしゃべりをする」「よく寝る」だそうです。

 

 

つまり、男女に共通するストレス解消の方法は「よく寝る」ことなのでs。しかし、強いストレスを抱えたままでは、なかなか寝つけないことはすでにふれました。そこでお薦めしたいのが、寝る前のひと仕事です。

 

イライラを抱えて帰宅したときは、ポストに入っているダイレクトメールやチラシを捨てずに部屋まで持ち帰りましょう。そして、その裏にその日にあったイヤなことや腹の立ったことを書き殴るのです。誰にも見せないものですから「オヤジ課長のバカヤロウ!!!」「○○商事の△△はセクハラだ! 消えちまえ」という過激なことを書いてもいっこうにかまいません。

 

 

バカバカしいと思うかもしれませんが、実際にやってみるとストレスがスッと消えていくのがわかります。実は、これは以前に紹介したカタルシス効果という心理を応用したものです。本来のカタルシス効果は、不満や怒りを口に出すとストレスを解消できるという心理ですが、文字で表現しても同じ効果を得られます。しかも、口に出すと巡り巡って本人の耳に入る可能性もありますから、こうしてチラシに書き殴るほうが安全です。

 

 

ただし、スッキリしたらチラシはそのまま捨てず、できればシュレッダーにかけましょう。シュレッダーできければ、細かくちぎっておきましょう。そうすれば「もしかしたら誰かに読まれるかも」、という心配の種もつぶせます。