第2198冊目 福祉・介護の職場改善 会議・ミーティングを見直す 大坪 信喜 (著), 株式会社 川原経営総合センター (監修)
- 作者: 大坪信喜,株式会社川原経営総合センター
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2013/05/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 発言への対応の原則――?話を傾聴し、場の様子を観察する
最も大切なことは、どのような発言であれ、きちんと傾聴することです。
「傾聴」とは、単に話の内容に耳を傾けることではありません。発言者の表情や態度などもよく観察して、その人が本当に何を言いたいのかを見極めることです。
ありふれた意見が述べられたとしても、どのような思いでそれを言っているのか、本当に言いたいことはもっとほかにあるのではないかといってことまで、推測することです。
また、発言者だけでなく、話を聞いている他のメンバーの表情や態度なども観察します。
その様子から、発言者の意見に賛成なのか、反対なのか、関心がないのかといったことが、おおよそつかめます。
このように、会議の場全体を観察しながら活発な話し合いにつながるよう働きかけていく力が司会進行役には求められます。