第1252冊目 FBI式 人の心を操る技術 (メディアファクトリー新書) [新書] ジャニーン・ドライヴァー (著), 高橋結花 (翻訳)


FBI式 人の心を操る技術 (メディアファクトリー新書)

FBI式 人の心を操る技術 (メディアファクトリー新書)


手を腰に当ててパワーを示す


片手を腰に当てたポーズが醸し出す「嫌味で生意気な雰囲気」は、場合によっては武器になる。たとえば、慣れなれしい人間を遠ざけたいとき、侮辱した相手に反撃したいとき、誰にも近づいてほしくないとき――などに。


ただし、一般にあまり勧められるジェスチャーではない。本人は自信を感じさせてたくてこのポーズをとっても、見る側は偏屈や対抗心の表れと受け取ってしまう。ガラガラヘビがとぐろを巻いて「近づいてたら、噛みついてやる」と言っているようなポーズなのだ。


中途半端に強がるくらいなら、片手だけで体を大きく見せるより、両手に腰を当て、より大きな自信を漂わせる「スーパーマン・ポーズ」を作ろう。しゃべりながらパワーをアピールする仕草をすると自信や安心感を伝えることができる。


両手に腰を当てた、いわゆる「スーパーマン・ポーズ」は、真にパワフルなジェスチャーの筆頭だ。この明確なポーズは前に進もうとする気持ちを表し、自信を示す古典的なシグナルといえる。いつでも行動を起こす準備ができていると伝える立ち姿だ。