第755冊目 上司のための印象10倍アップ服装術 読むだけで仕事に活きる「服選び」「着こなし」「身だしなみ」 小池惠子/著

目次


第1章 大人の男の装い スーツ・ジャケット編
第2章 大人の男の装い シャツ・ネクタイ編
第3章 大人の男の装い 小物編
第4章 大人の男の装い 休日編
第5章 大人の男の装い ヘアスタイル編
第6章 大人の男の装い 身だしなみ編
第7章 理想の上司のスタイル


眉の形ひとつで、顔の印象ががらりと変わる


さて、近年の10代、20代の男性と言えば、眉毛を整えるのが常識になっているようだ。女性のように、眉墨で描くことも珍しくなくなってきている。コンビニに男性化粧品を置いてヒットしたのは言うまでもないだろう。


しかし、中年層に差し掛かってくると、男たるもの、眉毛を整えるとは何ごとか! と言う人も少なくない。


ところがそれも、よく考えると不思議な話である。若者と中年層、どちらが清潔感を保つ努力をしなければならないのだろうか、と。


若いときはホルモンも未発達。加齢臭もなければ、ヒゲも柔らかいはずの若者が毎朝シャワーを浴び、ヒゲを気にし、眉毛バサミで眉毛をカットし、髪を整え、あれやこれやキレイになる努力をする一方、中年層は眉毛バサミで眉毛を整えることもしなければ、加齢臭に気づかないでいたりもする。


これは、けっして男性にかぎったことではない。若い頃はメイクもして可愛くしていたはずなのに、ある一定の年になると、そんなものにはもうかまっていらてないよ! と言わんばかりのおばさんになっていってしまう。


私もうっかりしているとそうなりそうだと、じつは内心ヒヤヒヤすることもあるのだ。


高校生になった頃だろうか。初めて人と自分を「美」というステージで比べるようになった。比べることで自分を知るようになり、試行錯誤が始まるのである。まだまだ青い青春期だ。


私は一重で醤油顔である自分に相当なコンプレックスを持ったのがとても早かった。小学生の高学年である。母のファッション雑誌を小さい頃から愛読していたことも関係していただろう。雑誌でも学校でも、可愛い子やおしゃれな子を見つけるのはピカイチだったと思う。


コンプレックスのなかでもとくに強かったのは、一重まぶたと眉毛だった。目は変えられないにしろ、自分の眉毛が薄い割にボサボサで、非対称の垂れ下がった眉毛をしていたというのが大きな原因である。モデルと比較して研究してみると、なんとも情けない困った眉毛なのだ。


やがて女子大生になり、人前に出るアルバイトでメイクレッスンを受けたときには、眉毛を少し変えただけでこんなにも印象が変わるのかと驚いた。眉毛を整えた鏡のなかの自分は、少し変えただけでアカ抜けたように見えたのだ。


持って生まれたものなので、自分の眉毛を整えるのには限界があったが、今まで友人という友人の眉毛を手入れさせてもらった。メイクアップアーティストでも理容師でもないのに、100人以上の眉毛を整えさせてもらった経験がある。


それぞれに言えるのは、眉毛を整えただけで画期的なイメージチェンジをはかれたということ。ビフォー・アフター写真を撮って見せると、みんな一気に明るい顔に変身だ。


整えた人のなかには、もちろん男性もいる。女性ほど細かくすることはいただけないが、ボサボサとバラバラな部分を整えると、より男らしくキリリとした印象になるから不思議だ。


たった数本切り揃えただけで変わる人もいる。眉毛の周辺を揃えるだけでも、顔がクリアに見えてくるのである。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


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今日の声に出したい言葉


高感度がすべてのアナウンサー。第一印象をよく見せるために一番気を使っているのは、「口角」です。なぜかというと、口角を上げるだけで表情がぱっと華やかになるのです。たったそれだけで表情が2倍3倍も明るくなるなんて、お手軽で簡単ですね。――田中未花

 

編集後記