第754冊目 なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣4.0 世界中のビジネスマンが学んだ成功の法則 ケリー・グリーソン/著 楡井浩一/訳
- 作者: ケリー・グリーソン,楡井浩一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目次
ビジネスマンは、仕事のやりかたを教わっていない
PEPの要点ダイジェスト
すぐにやる!
すぐに整理する
機械的に行う作業を決める
すぐに計画する
すぐにEメールを処理する―大多数の人にとって最大の難問
再確認と仕上げ
すぐに正しくやる
どこにいようと、すぐにやる!
歩きまわりマネージング
ミーティングを効果的に行う
すぐに整備する
『すぐやる』習慣を身につける
完璧を求める人は、先のばしをすることが多い。その仕事を完璧にこなせるようなタイミングを待っているわけだ。そしてたぶん、『すぐやる』ということが、〝自分が望んでいるほどうまくできない〟という意味になるのだろう。
サバディン博士はこんなふうに言っている。
「完璧主義者は、極端に考えすぎている。何かをやろうとするときは、考えうる最高の仕事を果たすべきだと判断する。〝中道〟という考えを受け入れる気はない 労力を要する義務に直面すると、まちがいなく、ふたつの極端な方向に引き裂かれてしまう。すべてをやりきるか、すべてをあきらめるか」
どうすれば、〝中道〟という言葉を現実に即して定義できるだろう? わたしたちは、入手可能な車のうちではほど完璧に近いロールス・ロイスを生産するべきなのだろうか? あるいはメルセデス・ベンツ? それともフォード?
ロールス・ロイスは二十五万ドル、ベンツは八万ドル、フォードは二万五千ドルだ。どの車も、目的地に連れて行ってくれる点には変わりはない。
それぞれの自動車会社が、それぞれの市場に製品を供給している。各市場には、顧客の予算に合わせた価格帯がある。製造会社は、顧客の期待に合わせて車を生産するのだ。
仕事に取りかかろうというとき、こんな自問をしてはいけない。「この業務に関して、わたしにできる最高の仕事とはなんだろうか?」。代わりに自問すること。「相手がわれわれに期待している品質とは、どの程度のものだろうか?」。完璧主義に傾向があると、業務を先延ばしがちになる。しかし相手は、まず第一に、対応のよさを望んでいることが多いのだ。
確実に、正しくやること。ただし、何が正しいのか確信できてから、『すぐやる』ことだ。
人間の行動研究で著名なウィリアム・ジェームズによると、何かを毎日やって三十日間続ければ、習慣になるという。
日課を身につける程度の訓練をすれば、新しい習慣ができる。その習慣が、新しい日課を維持するのに役立ってくれる。すぐに取りかかるように自分を鍛えれば、それがたちまち習慣になる。そしてその習慣が、訓練の必要性を減らしてくれるというわけだ。これを『すぐやる』
ことで試してみよう。
あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪
今日の声に出したい言葉
「彼は人生に多くを要求しなかった。人生は彼の要求に応えた」――作者不明
編集後記
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