第４９９冊目 願いがかなうクイック自己催眠 フォーブズ・Ｒ．ブレア／著 大田直子／訳

願いがかなうクイック自己催眠

人前で堂々と話す

私は大勢を相手に話をするとき、リラックスして自信を感じる。

話すために立ち上がるときは必ず、１回ゆっくり深く息を吸う。そしてそれを吐き出すと、人前で話すことに対する緊張も不安も、すべて吐き出されていく。とてもいい気分だと感じるだろう。そして落ち着いた気持ちで話し始める。よく知っていることについて、友達と話をしているような気分だ。

私はスピーチのために、徹底的に準備をする。よく知っていることがテーマだから、相手が誰であろうと、何人いようと、そのことについて話すのは簡単で自然だ。実際おそらく、そのテーマについては、私の話を聞いている人たちより私のほうが詳しいだろう。だから心配することなど何もない。むしろほかのことはすべて忘れて、自分の言っていることにすっかり夢中になる。

話しかける相手は私と対等だ。だからもう、人前で話をするとき、人目をまったと気にしたくないし、その必要もない。話をするときは、自信とゆとりを感じる。あがったり、恥ずかしがったりせずに、自分の言っていることに注意を集中する。人は私がもっている知識と情報を聞きたがっている。それがわかる。自分の意見を主張するとき、私の頭は澄みわたり、理路整然としている。

話を始めるとき、こちらに目を向け、耳を傾けている人が何人いよと、問題ではないことを実感する。情報は同じだ。私はリラックスした心地よい声で、情報を伝えることができる。前にいるのが１人だろうと、数人だろうと、気分は上々だ。これからは何人でも同じ。何人の前であろうと、気分は上々だ。

覚えておこう。聴衆に誰がいようと、どんなに偉そうに見えようと、彼らも本当は、ただの人なのだ……食べて、眠って、トイレに行って……ほかのみんなとまったく同じだ。

聴衆の前で話をするとき、私は完璧に落ち着いた気持ちでいる。今すぐ集団の前で話すことについて考えても、まったく問題ない気持ちだ。そして、いつ人前で話すために立ち上がろうと、まったく問題ない気持ちのままでいる。

話すために立ち上がるときは、ゆっくり深く息を吸おう。それを吐き出す時、すべての不安を追い出そう。そして次の呼吸をするときは、とてもいい気分になっている。準備しておいた情報を、いつでも聴衆に聞かせられる気持ちだ。聴衆に語りかけるとき、私の気分は上々だ。

あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪

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今日の名言

「人生は恐れなければ、とてもすばらしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ」――チャーリー・チャップリン

今日の感想

本日の一冊は、プロの催眠療法士のフォーブズ・R. ブレアが偶然発見した自己催眠の方法を紹介している一冊。

著者が患者のために録音することになっていた催眠オーディオ・プログラムのしゃべり方を練習しようと、暗示文を読んでいました。原稿には、催眠に必要な文章がすべて含まれていました。

そして驚くべき発見をしたのです。「催眠暗示文を声に出して読むと、読んだ人は催眠にかかる」。

実際に私もやってみましたが、効果はあるようです。明晰夢の暗示文を寝る前に読みましたら、たしかに見たい夢を見ることができました。

人前にでるとあがってしまう人、苦手な上司と話せない人は、ぜひ一読をおすすめします。

目次

１　自己催眠とは何か（すべてはあなたの心しだい
催眠とは何か
クイック自己催眠の発見
クイック自己催眠を体験しよう）
２　クイック自己催眠の暗示文（３５の暗示文）
３　もっと自己催眠を知るために（書くクイック自己催眠
オリジナルの暗示文を作成する
オリジナルのクイック自己催眠
クイック自己催眠を成功させるために）

願いがかなうクイック自己催眠