第２４９冊目　成功する「声」、デキる「声」　はっきり変わる、「言葉の力」と「話し方」　著者/訳者名織田直子／著

話し上手・下手を決定するのは、「テンポ」「間」「抑揚」の３つです。

口をしっかり開けて話す訓練をしましょう。基本を練習すれば、口を開け方や息の出し方のコツがわかってきます。

はやく読んでもはっきり聞こえる読み方ができるようになれば、普段話しているとき、すでにあなたの声は、かなり聞き取りやすくなっているはずです。でも、もっと劇的な効果を生む方法があります。それは「ういろう売りの台詞」です。

私が主催している「話し方教室」でも、これを暗記して読ませることを実践しています。

最初はつっかえるのが当たり前。それでも、とえあえず毎日読むだけでいいのです。毎日というとたいへんそうですし、聞き慣れない言葉などもあるので、読み上げるのに少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてくれば５分もしないで言えるようになります。

全部読むのが苦痛な場合は半分でもいいですから、とにかく続けていくことが重要です。

どのような人でも「ういろう売りの台詞」を毎日真剣に練習すれは、一ヵ月、二ヵ月経つうちに必ず声が響くようなります。
最初のうちは、自分の声にあまり気がつきません。でもそのうち周りの人から「声がいいね」とか「聞きやすいよ」といわれて、初めて本人が実感するものです。

毎日１０分で十分です。だまされたと思って、三ヵ月の間続けて練習してみてください。
三ヶ月後、どんなに話すことが苦手だったという方でも、驚くほどの改善を見せて、まるで人が変わったと思われるようになります。

第１章　声はあなたの魂の音色
第２章　声をあなたの魅力にするテクニック
第３章　ハートを鷲掴みにする声と言葉
第４章　聴き上手がチャンスを広げる―応用編１
第５章　プレゼンテーションの極意―応用編２
第６章　プロのビジネスマンになる！―応用編（３）