第628冊目 ブライアン・トレーシーの話し方入門 人生を劇的に変える言葉の魔力 ブライアン・トレーシー/著 門田美鈴/訳

ブライアン・トレーシーの話し方入門

ブライアン・トレーシーの話し方入門

目次


イントロダクション 人を動かすパワフルな話し方
 不安をなくし、キャリアを伸ばそう
 道は開ける ほか

第1章 わかりやすく話す秘訣
 アリストテレスの「説得の三要素」
 メッセージの三要素 ほか

第2章 成功は入念なプランと準備から
 聴衆はどんな人かを知る
 事前に入手すべき情報 ほか

第3章 自信と心のコントロール
 恐怖心は捨て去れる
 あなたは何を伝えたいのか ほか

第4章 誰が聞いても印象的なスピーチの始め方
 紹介を受ける
 スピーチを始める前に ほか

第5章 少人数の会議で成功するコツ
 少人数の会議をおろそかにしない
 会議の種類 ほか

第6章 少人数のプレゼンテーションや交渉
 プレゼンテーションが将来を左右する
 参加者をよく理解する ほか

第7章 聴衆を魅了する「演壇の魔術師」
 短いスピーチほど難しい
 スピーチに欠かせない7つの要素 ほか

第8章 パワフルな声の磨き方
 もっとゆっくり
 エネルギーが不可欠 ほか

第9章 一流の話し手が駆使するテクニック
 一流の講師と呼ばれる人々
 一流講師に備わる2つの特質 ほか

第10章 会場を管理する
 ホテルは嘘をつく
 嘘への対処法 ほか

第11章 エンディングは華々しく!
 結びの文を練る
 行動を呼びかける ほか

第12章 説得力のあるセールス・プレゼンテーション
 売ることは「説得する」こと
 誰もが何かを売っている ほか


プレゼンテーションが将来を左右する
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少人数のグループにプレゼンテーションを行うときは、自分の出世がかかっているのだと考えよう。プレゼンテーションのもようが録画され、多くの人に見られたら、と考えよう。隠しカメラで全国に生中継されたら、と考えよう。つまり、真剣に取り組まねばならないということだ。本気で取り組めば、それだけ出席者も本気で答えてくれるだろう。


会議の規模にかかわらず、しっかり準備することが成功のカギである。優に90パーセントが決まると言っていい。知人のエリート弁護士が言ったことがある。「どんなに準備しても、準備しすぎるということはない」


まず、プレゼンテーションの目的をはっきりさせよう。「この会議がうまくいったら、どんな結果になるだろう?」と自問しよう。


プレゼンテーションがうまくいき、すべて予定通りにいったら、そのあとどんなことが起きるか、紙に書き出そう。目標が具体的に見えてくると、準備もはかどり、結果としてプレゼンテーションが成功する確率も上がる、といういい流れになる。


また、少人数のグループを説得して味方につけるには、交渉術を身につける必要がある。人はそれぞれ別々の考えをもっている。説得することで、それをあなたの考えに従わせるのだ。そのためには、みんなの考え方を少しずつ、場合によっては一気に変えなければならない。


プレゼンテーションに備えるには、「弁護士方式」を使うのがいい。弁護士は自分の主張より先に、相手側の主張を考える。これを応用して、会議の参加者たちにがあなたに対して持ち出しそうな反論をすべて書きとめよう。それぞれに対抗する具体的な言葉を思いついたら、それもメモしておくといい。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


今日の声に出したいコトバ


本を読むときは、はじめから終わりまで読む。ビジネスの経営は、それとは逆だ。終わりから初めて、そこに到達するために出来る限りのことをする。――ハロルド・ジェニーン


感想


音声を録音していて気づいてことですが、何事もやればやるほどうまくなりますね。初めて読む文章は何度も読み間違えてしましますが、10回ほど同じ文章を読んでいると読み間違いも少なくなりますね。


プレゼンテーションも同じで、10回練習した人より100回練習した人のほうが上手にできる。100回練習した人より1000回練習した人のほうが必ず上達します。


問題は回数ですね。最低100回とか500回と練習する回数を決めておくといいかもしれません。


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