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第3941冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる!
-人間関係を円滑にする雑談
最近、雑談が仕事に役立つコミュニケーションとして見直されています。「今日も暑くなりそうね」「本当にバテそう」「洗濯物が増えて大変」などとスタッフが休憩時間に雑談をしているとき、リーダーであるあなたは自然に会話に加わりますか? それとも「無駄だなぁ」と感じますか?
最初に次の簡単な雑談チェックを試しましょう。チェックの多いリーダーは仕事を効率的にこなしているようですが、コミュニケーション力にはやや乏しいようです。
雑談には、その場の空気をなごやかにして相手との距離を縮めるというメリットがあります。スタッフ同士がなごやかな気持ちを共有できれば、互いに仕事をフォローし合ったり、仕事のアイデアを出しやすなったりします。
「昨日は子どもと遊園地に行ったの」「うちの椿がだいぶ咲いてきた」など、雑談にはその人の趣味や家族のこと、行動パターンがうかがえます。リーダーはさりげなく
子どもの趣味などについて質問するとよいでしょう。
雑談でスタッフの意外な一面を知ることができれば、スタッフとの朝のあいさつにもうひと言添えるヒントが得られます。あた、たとえば利用者の食事介助に不慣れなスタッフに「お子さんが小さいときはどんなペースで食べさせていたの?」などと質問し、そこから食事介助では利用者の食べ方をよく観察する、などの本題に結びつけていくこともできるでしょう。雑談をきっかけにしてスタッフを理解し、信頼関係を深め、そして、より深いレベルの対話ができる関係をつくっていきます。