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第3926冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる!
-連絡がうまく伝わる環境づくりを進める
口頭での連絡が漏れなく伝わり、また誤解なく伝わるために、リーダーは次のような工夫をします。
①朝夕に情報共有の時間をつくる
朝は前日にあったことや今日の予定、夕方はその日にあったことや明日の予定を連絡し、情報を共有します。リーダーは、スタッフがいつもと同じだから、みんなわかっているから、などと思わないような雰囲気をつくります。報告する人を変える、リーダーから質問を投げかけるなど変化をつけると緊張感が保たれます。
②聞きやすい環境をつくる
全員が落ち着いて話を聞ける環境をつくります。ただ、急ぎの連絡であれば、立ち話でも要点がわかるように簡潔に伝えます。立ったままがよいか、着席した方がよいかはケースバイケースです。新人スタッフや経験の浅いスタッフが自由に質問できるような雰囲気づくりも大切です。
③連絡の場で役立つヒントを出し合う
連絡を連絡だけで終わらせるのではなく、スタッフ同士で具体的で役に立つヒントを出しようようにします。
④マイナス情報はチーム全体で対処する
ミスやクレームなどのマイナス情報はチーム全体で共有し、ミスしたスタッフだけに責められないようにすることも大切です。マイナス情報こそ業務改善に役立つので、しっかり連絡するようにスタッフを指導することもリーダーの仕事です。
⑤先輩が指導する
連絡や報告がどうしても苦手で、うまくできないスタッフには先輩がいて指導するとよいでしょう。