第3924冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる! 近藤崇之 (監修)

 

 

介護リーダーの仕事と役割がわかる!

介護リーダーの仕事と役割がわかる!

  • 発売日: 2017/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

-カネは人件費と備品の無駄をチェック

 

事業所・施設のコストのうち最も大きいのは人件費です。リーダーはスタッフがムダな残業をしないように効率的な運営を考える必要があります。業務フローや役割分担を再生し、スタッフに徹底します。

 

どうしてもスタッフが不足している場合は、仕事の優先順位をつけて、優先順位の低い仕事は後回しにします。本当に人手不足なのか、スタッフの配置やシフトに無駄はないのか、細かく検討してみましょう。

 

業務は定期的な見直しの必要です。見直しのための会議を行い、効率的な業務の遂行に努めます。

 

また、事業所・施設のなどの使い方がルーズになっていないか検討してみましょう。自分はものを大切にしても共有のものは粗末にしがちです。紙などの使い方がおおざっぱではないか、電気のつけっぱなしなどがないか点検しましょう。スタッフが交替で点検・確認するシステムをつくってもよいでしょう。

 

介護現場では「人手不足だ」という声をよく耳にします。リーダーは業務を見直してチーム全体でムリムダムラのない仕事を実現していきます。

 

たとえば、利用者対応は丁寧であるべきですが、気の合う利用者とだけ長く話すスタッフは要注意です。必要がある場合は別ですが、特定の利用者との長話はほかの利用者が見てよい感じはしません。

 

スタッフから報告を受けるときや、ミーティングか会議の場は効率よく進めて、無駄に時間をかけないようにします。

 

情報の共有はとても重要です。スタッフ間の情報共有が適切にできていると仕事の効率もよくなり、スタッフの人間関係んもよい影響を与えます。

 

介護に関連する法令や制度が変更された場合も、リーダーがスタッフにわかりやすく伝えます。

 

また個人情報の取り扱いなど情報の管理が重要になっていきます。机の上に置きっぱなしになってないか、利用者名が入ったものが事業所外に出まわっていないかなどに注意を払う必要があります。業務マニュアルなどの知的財産の取り扱いもおろそかにしてはいけません。