■
第3745冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる!
-スタッフに合わせて教えることが大事
リーダーがスタッフを育成するとき、「この方法なら全員に通用する」という正解はありません。介護賞としての経験の有無もあれば、社会人としての経験の有無もありますし、年齢の差や学んできたことの違いなど、介護現場は、ほかの職場より多様な人たちが集まっています。また、価値観も多様であり、何を大切に考えて仕事をしているかお人それぞれです。
利用者支援に必要な一つひとつのスキルをどういう手順で行うか、という方法は施設で決めておくことができますが、そのスキルをどの程度知っているか、それを正しく実行できるかは、スタッフによって異なります。どのスタッフに、何を、どういう手順で、どうやって教えるかといえば、それは一人ひとりのスタッフに合わせるしかありません。また、介護現場で必要な書類の作成、ミーティングや会議の進め方にしても、スタッフもつ経験や知識はまったく異なります。
リーダーはこうしたスタッフを指導育成する役割をもっています。スタッフの能力を正しく判断し、さまざまな方法を組み合わせて適切に育成指導していくことが求められます。それがスタッフに合わせて教える、という意味なのです。
価値観・態度
- 高齢者に対しての尊敬の念んがある
- 介護という仕事にやりがいを感じている
- 高齢者や障害者など弱い立場にある人に親切に接している
- 約束や時間を守る
- 人の話をよく聞き、自分の意見を述べられる
- ほかの人と協力し合える
笑顔がある
個人情報などの秘密を厳守できる
知識・情報
技術・技能
- 食事介助ができる
- 入浴介助ができる
- トイレ介助ができる
- 仕事におけるホウレンソウを知っている
- 会議の司会や記録係ができる