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第3740冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる!
-経験学習の4つのステップ
①経験
経験学習の出発点です。経験をその後の活動に役立てていくためには、内省へのアウトプットを意識しながら仕事に取り組みましょう。特に、困難な仕事に取り組んだとい経験が役立ちます。困難な仕事であればあるほど、結果が失敗でも成功でも、大きな学びとなっていきます。
経験のポイント:困難な仕事も、失敗を恐れずにやってみる
②内省
ただ「経験した」というだけでは、意味がありません。多くのさまざまな経験から役立つ経験を抽出し、しっかり振り返ることが重要です。内省の一番の目的は、成功、失敗の原因を考えることで、その際、上司やスタッフの意見も聞いてみるなど、多様な視点から考えることが有効です。
内省のポイント:多様な視点から経験を振り返る
③概念化
内省によって得た「気づき」を検討して、実際に仕事の現場で役立つ独自の教訓やノウハウを導き出すことです。
さらに、その教訓やノウハウが他の状況にも応用できないか、考えてみるとよいでしょう。
理論化のポイント:実践的な教訓やノウハウを導き出す
④実践
経験から導き出したその教訓やノウハウが本当に役立つものかどうか、試してみることが必要です。試してみてうまくいかなければ、再検討しながらやり方を修正していけばいいのです。得た教訓を現場で試し、試した経験の内省と理論化を行い、また試してみるというサイクルを繰り返すことで、教訓はより役立つものへと導かれていきます。
実践のポイント:実際に試してみながら、やり方を修正する