第3628冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 久田則夫(著)

 

 

 

福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか

福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか

 

 

 

-悪性の社会心

 

 

①脅かす

言葉や姿勢、態度による威圧的行為。

 

②ほったらかし/後回し

利用者の思いや願いを聞こうとしない。利用者から何らかの支援を必要としているのに、対応しようとしない。

 

③急がせる・急がす

利用者のペースを無視した支援を行う。職員のペースに合わせることを強要する。利用者のペースを無視して、無理に食べさせる。着替えの際に、急がすような言動を示す。

 

 

④上から目線の子ども扱い

大人の利用者を子ども扱いする。自分の思い通りの動きをしているときはやさしい対応をするが、意図とは異なる動きをすると、「何やってるの。ダメでしょ!」と小さな子を叱りつけるような対応を見せる。

 

⑤マイナスのレッテルを貼る

マイナスの視点でみる。「いつも困らせるようなことばかりをする」と、相手が悪いと見せつけるような一方的かつ誤った見方をする。

 

⑥侮蔑

能力がない、役に立たない、価値がない、という見方をしたり、態度を示したりする

 

⑦非難する

利用者の行動を非難することに終始する。「どうしてそんなことをするんだ!」「なぜそんなことをするの!」と叱責するような言動を浴びせかける。

 

⑧だます

思い通りに動かそうと思い、だますこと。事実ではないことを伝える。「○○したら○○してあげる」と、職員としての優位性を利用し、交換条件的な対応をする。

 

⑨本人の気持ちを受け止めない

利用者が今、とらえている現実を受け止めず、否定する。「えっ? また、トイレ? さっきも行ったでしょ。もう出ません。気のせい!」というような対応。