第2938目 カリスマは誰でもなれる オリビア・フォックス・カバン (著), 矢羽野 薫 (翻訳)


カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)

カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)


声によって多くの温もりを投影するために必要なものはひとつ。笑顔だ。笑顔はしゃべり方に大きな影響を与える。ある実験では、声を聞くだけで16通りの異なる笑顔を見分けることができた。電話でしゃべっている最中も、顔が大切なのだ。


笑いたくない気分なら、本当に笑う必要はない。笑顔になることを考えるだけで、声に十分な温もりがこもる。カリスマ的な話し方はいくつもあるが、パワーと誠意を同時に伝える練習として、たとえば、信徒に語りかける説教師になったつもりでしゃべる。起伏があってよく響く豊かな声は、自分には神様がついているという感覚(パワー、権威、自信)と、信者を気にかけていること(誠意)を代弁している。