第2502冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド 江木 園貴 (著)


  • センスを磨く


センスを磨く方法は、次の3つです。


?よい情報源を持つ
?自分のライフスタイルを把握する
?自分に似合う色を知る


まず、よい情報源を持つとは、デパートなどを、こまめにウィンドウ・ショッピングすること、ファッション誌をチェックすることと、センスのよい友人やイメージコンサルタントにアドバイスをもらうことです。


あなたのなりたいイメージに近いブランドや、芸能人の洋服をこめめにチェックして、その着こなしをまねしたり、取り入れてください。体形や髪型が違っても色違いやアイテムの合わせ方は、まねできます。デパートなどでウィンドウ・ショッピングすることも、いち早くトレンドを確認でき、四季を感じることができるので、外せない情報源となります。


ファッション誌は、同じキャリア向けファッション誌でも、クール系、モード系さらに女性誌ならかわいい系、お嬢様系、など、雑誌によって提案するスタイルが異なります。あなたが目指すスタイルの雑誌を固定し、イメージを膨らませることが大切です。あれこれ、イメージの違う雑誌を手足り次第参考にするのは、固定イメージが出来にくくよくありません。情報源は、なりたい自分像に近いものを選び固定するようにしましょう。


今の自分のファッションを変えたい、なりたい自分に近づきたいと思うならば、センスのよい友人や先輩、イメージコンサルタントにアドバイスをもらうのも、センスを磨く近道です。今まで手にしたことのない服でも、客観的に判断してもらうことで、ファッションに対する見方が変わります。


次に、自分のライフスタイルを把握することもポイントです。トレンドを追うことと、好かれるファッションを装うことは違いますから、まず、職場にフィットする装いとは何かを考え、クレーゼットを整理することです。自分が選びがちな服の傾向を知り、それが今のポジションと合っているか再確認するだけで、余分なもの、足りないものが見えてきます。


最後に、色選びです。前述したおおり、あなたの「好きな色」と「似合う色」は必ずしも合致していないものです。戦略的に自己演出するためには、自分に似合う色を知り、足りない部分に取り入れることで、ぐっとセンスは磨かれます。