第345冊目 吉田松陰一日一言 魂を鼓舞する感奮語録 吉田松陰/〔著〕 川口雅昭/編
- 作者: 川口雅昭
- 出版社/メーカー: 致知出版社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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志を立てて始めたことは、全身全霊を尽くして行い、やめるのは死んだ後だけである。
重要な仕事をする者は、才能を頼みとするようでは駄目である。知識などを頼みとするようでも駄目である。必ず、何のためにそのような仕事をしているのかを考えて、気持ちを奮い立たせ、仕事に励むことにより、達成することができるのである。
志を持っている人間は、何かを目にしたら、必ず心中に感じるものがある。
できないのではない、やらないのである。
聖人や賢人など、立派な人の書を読んで心身を磨く、これ以外にない。これを武士のたしなみという。
できるなら、どうか、心をつくし、能力をつくし、また、これまで蓄えた力を全て発揮して、出し惜しむことのないようにしてください。
自分の意見を盛んとし、精神を強化せずして、他人の衰え、弱化を願う。これは今の人々の考え方である。悲しいことである。悲しいことである。
俗人が見るのは形である。心ある立派な人が見るのは心である。
人の精神は目にあらわれる。だから、人を見る時には、目を見る。
自分から進んで人格修養に努め、決してのんびりと遊び、無駄な時間を過ごしてはならない。
読書というものは、その「急所」の意味をよく理解して、自分のものにすることが大切である。
お前はお前である。俺は俺である。人は(俺の生き方を)何とでもいえ。
意気込んで盛んであれば、この世界に手強い敵はなく、気持ちが意気盛んであれば、この世界に難しいことはない。
今ある場所で、今なすべきことをする。
人と交際する際には、あるがままの心が接することが大切である。
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