第345冊目 吉田松陰一日一言 魂を鼓舞する感奮語録 吉田松陰/〔著〕 川口雅昭/編

吉田松陰一日一言

吉田松陰一日一言


志を立てて始めたことは、全身全霊を尽くして行い、やめるのは死んだ後だけである。


重要な仕事をする者は、才能を頼みとするようでは駄目である。知識などを頼みとするようでも駄目である。必ず、何のためにそのような仕事をしているのかを考えて、気持ちを奮い立たせ、仕事に励むことにより、達成することができるのである。



志を持っている人間は、何かを目にしたら、必ず心中に感じるものがある。


できないのではない、やらないのである。


聖人や賢人など、立派な人の書を読んで心身を磨く、これ以外にない。これを武士のたしなみという。


できるなら、どうか、心をつくし、能力をつくし、また、これまで蓄えた力を全て発揮して、出し惜しむことのないようにしてください。


自分の意見を盛んとし、精神を強化せずして、他人の衰え、弱化を願う。これは今の人々の考え方である。悲しいことである。悲しいことである。


俗人が見るのは形である。心ある立派な人が見るのは心である。


人の精神は目にあらわれる。だから、人を見る時には、目を見る。


自分から進んで人格修養に努め、決してのんびりと遊び、無駄な時間を過ごしてはならない。


読書というものは、その「急所」の意味をよく理解して、自分のものにすることが大切である。


お前はお前である。俺は俺である。人は(俺の生き方を)何とでもいえ。


意気込んで盛んであれば、この世界に手強い敵はなく、気持ちが意気盛んであれば、この世界に難しいことはない。


今ある場所で、今なすべきことをする。


人と交際する際には、あるがままの心が接することが大切である。


吉田松陰一日一言

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