第346冊目 資格試験の合格技術 3000人の指導実績を誇る人気No.1カリスマ講師が教える 多田健次/著

3000人の指導実績を誇る人気No.1カリスマ講師が教える 資格試験の合格技術

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睡眠時間を削ってはダメ!

脳科学の研究結果や受験失敗の分析から、睡眠時間は絶対に削ってはいけない、というのが私の持論です。勉強を頑張ろうと思う気持ちか強くなればなるほど、「もっと時間があればなあ」と思ってしまいます。しかし、現実に勉強時間はなかなか捻出できない人も多いでしょう。そこでつい安易に、睡眠時間を削って勉強時間を確保しようとなってしまうわけです。


脳を最大限に活用したいのであれば、朝に勉強時間を確保したほうがよいことは、たくさんの脳科学者の著書に書かれています。したがって私も受験生には、朝に勉強時間を確保するように指導しています。


昼寝のススメ

睡眠を調整するにあたっての効果的な方法として昼寝があります。睡眠不足だなと感じることもあるし、食事の後に生理的に眠くなるのは当たり前のことで、ここで無理をして仕事や勉強をしても効率は上がりません。我慢せずにさっさとうまく昼寝をする。これが大事です。


1分〜5分の隙間時間を1日20回見つける

講義が始まる10分前に教室に到着するとします。トイレに行ったり飲み物を買ったりといろいろ準備をし、数分待って講義が始まります。この10分間が大切です。この10分間をひと塊とせず、細かく分けて使います。


トイレに行きながら定義を一つ覚え、飲み物を買いに行きながらキーワードを一つ覚え、講義が始まる前に椅子に座って数分間、前回のテキストやノートのチェックをする。このように意識して細かく時間を区切ることが大事なのです。


暗記するためには、テキストを繰り返し読む必要があります。繰り返すためにはテキストを回転させるスピードを上げなければなりません。

「人は眠っているときに記憶を整理し、脳の中で忘れにくい形態に書き換えているのです。このために、就寝直前の時間に覚えたことは、最も効率よく、しっかりと記憶に定着できるのです。さらに、起床直後に復習しますと、睡眠中に整理された情報を長期記憶としていっそう確実に定着させることができます。ですから、就寝直前と起床直後には、必ず同じメモに目を通すようにしてください」吉田たかよし


3000人の指導実績を誇る人気No.1カリスマ講師が教える 資格試験の合格技術

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