第３３９冊目 ゴール 最速で成果が上がる２１ステップ ／ブライアン・トレーシー／著 早野依子／訳

ゴール―最速で成果が上がる21ステップ

当時青二才だった私は、どんなに壮大な不可能に思える目標でも、それを繰り返し紙に書けば、万物の力がそれを可能にしてくれるのだということを知りませんでした。

新しい目標を紙に書くとき、本当にそれを達成できるか半信半疑になるのは無理のないことです。意識の中にそのアイデアがあるだけで、それが可能であるという信念はまだ育まれていないからです。これはごく自然のことですから、この段階で目標を毎日書くのをやめたりはしないでください。

「私は」かは始まる文を書く

必要なのは、ノートを一冊用意し、何があろうととにかく１０の目標を、「私は」から始まる明確な現在形の文として毎日書き続けることです。それさえやればいいのです。１週間、一カ月、あるいは一年後、自分のまわりを見まわしていたら、驚くほどの変化が起こっているはすです。たとえ半信半疑でも、１日５分を割いて試してみてください。

毎日の目標設定をより効果的にするもう一つのテクニック、それは目標を名刺サイズのカードに書き写すことです。一つの目標につき１枚のカードを使って大きな字で書き写し、そのカードを肌身離さず持ち歩いてください。時間が空いたら、カードを取り出して１つ１つの目標を見直してください。

この場合も、目標は「私は」から始まる明確な現在形の文で書いてください。私の知人でいみじくもこう言った人がいます。「朝、目標を見直さないくらいなら、朝食を抜いたほうがましだ」と。カードを見るときは、ゆっくり深呼吸してリラックスしてから、１枚ずつめくるようにしてください。

目標を見直したら、それが現実になったところを想像してください。それをかなえた自分が、喜びに包まれているところを思い描くのです。

それと同時に、目標達成のために今すぐ自分ができるところを具体的に思い描きましょう。自分がそれを実際に行っているところを想像するのです。それができたら、カードをめくって次の目標を見直しましょう。

私の人生が変わった日
潜在能力を解き放つ
人生の主導権を握る
自分の未来は自分でつくる
価値観を明確にする
本当の目標を定める
絶対的な意図を定める
自分自身に対する考え方を分析する
初めの一歩を踏み出す場所
進歩を測定する〔ほか〕

ゴール―最速で成果が上がる21ステップ