第2386冊目 ゴール―最速で成果が上がる21ステップ ブライアン トレーシー (著), Brian Tracy (原著), 早野 依子 (翻訳)
- 作者: ブライアントレーシー,Brian Tracy,早野依子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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- 「私は」から始める文を書く
必要なのは、ノートを一冊用意し、何があろうととにかく一〇の目標を、「私は」から始める明確な現在形の文として毎日書き続けることです。それさえやればいいのです。一週間、一ヵ月、あるいは一年後、自分のまわりを見まわしてみたら、驚くほどの変化が起こっているはずです。たとえ半信半疑でも、一日五分間を割いて試してみてください。
この方法の効果を倍増するのに有効なテクニックがいくつかあります。第一に、「私は」から始める明確な現在形の文で目標を書いたら、それをかなえるためにすぐにできそうなことを最低三つ書き出してみてください。これも、「私は」から始める明確な現在形の文で書きます。
たとえば、ある一定のお金を稼ぐことが目標なら、まず「私は今後一二ヵ月の間に五万ドル稼ぐ」と書きます。そして、そのすぐ下に?私は毎日、翌日の計画を立てる、?私は自分にとって一番重要な仕事から取りかかる、?私はそれが完遂するまで一心にそれに取り組むなどと書くのです。
どんな目標であれ、それを達成するためにできることを三つくらいは思いつくはずです。それを紙に書くことで、あなたのその行動を潜在意識にプログラムすることになります。いずれあなたは、自分が紙に書いたとおりの行動をとっていることに気づくことでしょう。
毎日の目標設定をより効果的にするもう一つのテクニック、それは目標を名刺サイズのカードに書き写すことです。一つの目標に一枚のカードを使って大きな字で書き写し、そのカードを肌身離さず持ち歩いてください。時間が空いたら、カードを取り出して一つ一つの目標を見直しましょう。
この場合も、目標は「私は」から始める明確な現在形の文で書いてください。私の知人でいみじくもこう言った人がいます。「朝、目標を見直さないくらいなら、朝食を抜いたほうがましだ」と。カードを見るときは、ゆっくり深呼吸をしてリラックスしてから、一枚ずつめくるようにしてください。
目標を見直したら、それが現実になったところを想像してください。それをかなえた自分が、喜びに包まれているところを思い描くのです。
それと同時に、目標達成のために今すぐ自分ができることを具体的に思い描きましょう。自分がそれを実際に行っているところを想像するのです。それができたら、カードをめくって次の目標を見直しましょう。
理想をいえば、毎日一日二回はこのカードを使って目標を見直してほしいものです。出かけるときは必ずカードを持って出て、空いた時間に見直すようにしましょう。