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第３６４９冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか
-固定観念に基づく誤った業務スタイル（接遇姿勢）に染まりやすい体質
ここでいう「固定観念に基づく誤った業務スタイル（接遇姿勢）とは、高い専門性や科学的根拠に基づく考えではなく、思い込みや先入観、誤った見方や偏った利用者や業務をとらえる姿勢を指す。姿勢を必要とする人を、「手がかかる」「言うことを聞かない」などマイナスかつネガティブな視点でとらえる。こうした不適切な視点で利用者や業務をとらえるので、接遇姿勢や業務レベルは目を覆うばかりの状況になる。
固定観念に基づく誤ったスタイルに陥った職員に対して、適切な指導がなされなければ、さらに行動はエスカレートする。不適切な姿勢は他の職員にも伝染し、やがて、多くの職員が不適切な業務姿勢、接遇姿勢に手を染めるようになる。チームや部署、あるいは、事務所全体の体質という形で根づいてしまう。
