第2437冊目 できる人の仕事のしかた リチャード・テンプラー (著)


できる人の仕事のしかた

できる人の仕事のしかた

  • 変化し、成長し続ける人になる


ほとんどの人は、仕事があるということだけで満足している。そして飽きもせず、何年も同じ仕事を繰り返している。


しかしあなたは、今仕事があるだけで満足するような人物になっていはいけない。


今の仕事は目的を達成するための手段でしかない。昇進する、もっとお金を稼ぐ、人脈を築く、経験を積み、いつかは独立する――。目標は人それぞれだろうが、とにかく自分の夢のリストを実現するために、あなたは仕事に取り組むのだ。仕事中の行動はすべて、一歩先を見据え、さらに上を目指す計画を動かす歯車の一つにすぎない。


もちろん、仕事は誰よりもきちんとこなさなければならない。


周りの同僚たちは、昼休みを心待ちにしたり、午後の仕事をどうやってサボるかを考えているかもしれにが、あなたは違う。計画を練り、やるべきことを着実に実行する。


理想を言えば、昼休みまでにその日の仕事を終わらせておきたい。そうすれば午後の時間が自由になる。その時間で、自主的に提出するレポートを書いたり、部署の全員が仕事の能率を上げるための方法を考えたり、会社の業務の流れや歴史についてさらに理解を深めたり、昇進のための勉強ができる。


もし昼休みまでに仕事を終わらせることができないのなら、仕事中の隙間時間に取り組むようにしよう。与えられた仕事をこなしていれば十分だという考えは、今すぐ捨てるのだ。


あなたの目標は昇進かもしれないし、または違う何かかもしれないが、とくかく自分の目標を一つの「動くもの」としてとらえることが大切だ。


人は同じところにとどまっていてはいけない。動き続けなければ、停滞するだけだ。動くことが好きにならなければ、根が生えるようにじっとしていることになる。


動き続ける人になろう。どっかりと腰を下ろして何もしないような人生とはおさらばだ。