第1091冊目 ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力 [単行本(ソフトカバー)]
ブライアン・トレーシー (著), 門田 美鈴 (翻訳)
- 作者: ブライアン・トレーシー,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2008/07/17
- メディア: 単行本
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話して、話して、話す!
人気作家、エルバート・ハバードは、どうすれば物書きになれるのかと聞かれ、こう答えている。「ものを書くことが身につける方法はただ一つ、書いて、書いて、書いて、書いて、書いて、書いて、書いて、書くことだ」
同様に、話し方の技術を身につける方法もただ一つ、話して、話して、話して、話して、話して、話すことだ。考えを伝え、説得するすべをマスターするまで、ひたすら練習を繰り返すことが必要なのだ。
話すスキルを向上させるのに最もいい方法の一つに、詩歌の朗読がある。優れた筋と素晴らしい表現のある、好ましい詩歌を暗記し、繰り返し朗唱するといい。毎回、声にエネルギーと情熱を込める。リズム、口調、強調する言葉をいろいろと変えてみよう。大作映画の主役オーディションを受けているつもりでやろう。受ければ富と名声が手に入るのだと思って。言い方いかんで聞き手と強い絆が結べるのだ、と考えて話そう。
優れた詩歌を読めば、文章のつくり方がわかるだけでなく、あなたの主張を説得力のあるものにする、言葉の使い方もわかる。人はあなたの言ったことは忘れるだろうが、どんな言い方をしたかは忘れないだろう。言い方に強弱をつけることで、まるで音楽のように話すことができるようになり、聴衆は話に引き込まれるだろう。
もう一つの重要な練習は、シェークスピアを読むことだ。特に『ハムレット』『マクベス』『ジュリアス・シーザー』の有名なモノローグがいい。こういう素晴らしいセリフを読むことで、言葉を駆使する能力、レトリックの能力、説得力などを伸ばすことができる。