第777冊目 ビジネスプロフェッショナルの仕事力 岡島悦子/監修 日本経済新聞出版社/編

目次


第1章 情報を使いこなす力量で差がつく
第2章 ライバルの前例をレバレッジする
第3章 ナレッジを発信して相乗効果を狙う
第4章 チームを活性化させる情報の仕掛け
第5章 “心”が消費と生産をクリエイトする
第6章 ウェブ革命が働き方を進化させる
第7章 情報が錯綜するなかで決めきる力
特別付録 ツールを使って情報活用を実践する


レバレッジメモの効用


レバレッジメモを作るのは非常に面倒です。百冊分の本だったら五時間くらいかかります。正直言って面倒だし嫌です(笑)。でもこれをやっておかないと、もっと面倒なことになる。例えば、本を一時間かけて読むとします。百冊読めば百時間かかっているわけですね。しかし人間は忘れる動物だし、特に僕は記憶力があまりないため(笑)、ほとんど頭に残りません。記憶に残らないということは、読書に充てた百時間が無駄になるということです。読んだ本にあったこてゃ、後々に生じる面倒な事態の解決策になるかもしれないのです。ところが、それを思い出すにはまた読み返さないといけない。レバレッジメモを作る五時間を投資するというわけです。


また、メモを通して情報を実践に移すことを積み重ねていくと、「パーソナルキャピタル(自分資産)」が増えていきます。これはメモという情報の「含み資産」を顕在化するということです。さらに、仕事のメンバーにメモのポイントを抜き出して配ることで、成功への近道を行くエッセンスやノウハウを共有できます。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング


今日の声に出したい言葉


「人 は眠っているときに記憶を整理し、脳の中で忘れにくい形態に書き換えているのです。このために、就寝直前の時間に覚えたことは、最も効率よく、しっかりと 記憶に定着できるのです。さらに、起床直後に復習しますと、睡眠中に整理された情報を長期記憶としていっそう確実に定着させることができます。ですから、 就寝直前と起床直後には、必ず同じメモに目を通すようにしてください」――吉田たかよし