第778冊目 一瞬の表情で人を見抜く法 佐藤綾子/著

一瞬の表情で人を見抜く法

一瞬の表情で人を見抜く法

目次


第1章 顔からここまで読みとれる(「年齢」を読みとる
「健康か不健康か」を読みとる ほか)
第2章 第一印象は二秒で決まる(最初の二秒でここまで見抜ける
私たちは一瞬で相手の性格を見抜いている ほか)
第3章 いい人の顔、悪い人の顔(相手の「演技」を見抜く方法
言葉の嘘、顔の嘘、身体の嘘 ほか)
第4章 顔から本音を見抜く方法(言葉の情報を外して顔を見る
「おべんちゃら笑い」と「社会的スマイル」 ほか)
第5章 「よい顔」をつくる表情トレーニング(人は顔の表情で評価される
よい顔がいい人生を連れてくる ほか)


アイコンタクトとスマイルで表現する


プレゼンテーションというと、すぐ配布資料やパワーポイント、原稿の文章ばかり考える人がいますが、それはまったく的外れです。


はっきり申し上げます。


「何を持って行っても、あなたが好感をもたれる顔をしていなければプレゼンは通らない」のです。


好感をもたれるためには、あなたの顔から穏やかなスマイル、感受性、信頼感、物事を通したいという情熱が、しっかりとアイコンタクトとスマイルで表現されていなければなりません。


相手の質問に対しては、目をちゃんと見て聞き入りましょう。小泉さんの国会質問を聞くときの表現が参考になります。あの表情を思い出してください。


プレゼント成功させるためには、顔もレッスンしないとダメなのです。


プレゼン原稿ができたら、なるべく早くパワーポイントや原稿を卒業して、鏡の前でそれをやってみることをおすすめします。


赤ペンで原稿のチェックをしたり、パソコンの前でパワーポイントのチェックをしたりしたあと、あなたがただちにやるべきは、鏡の前に行ってプレゼンの練習をすることです。


驚きを表現するときには、目を見開いた驚きの表現をきちんと出すこと。


「こんなに安いのですよ。世界一ですよ」というセリフに伴って、あなたは驚きの表情を伝えているでしょうか。


「本当に心配でならないんです」と言うとき、目の下の瞼、下眼瞼拳筋に力を入れて、少し目尻を下げ、鼻の両サイドの筋肉を心持ち歯に押しつけるようにして、「心配である」という顔を伝えているでしょうか。


プレゼンを成功させるためにも、顔も一生懸命レッスンしましょう。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


ビジネスシーンで、特に交渉時などのときは、胸からやや低めの声(チェスト・ボイス)を出すようにして、普段よりも若干スピードを落とすくらいで話すと効果的です。――荘司雅彦


一瞬の表情で人を見抜く法

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