第779冊目 トップ1%のプロフェッショナルが実践する「見た目」の流儀 11万人の顔を創った美粧師が明かす 岡野宏/著

目次


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はしがき 「その時」の見せ方が、あとの人生を変える

第1章 トップ1%のプロフェッショナルへの変身プロジェクト
「できる人」と「できない人」の差は何か?
自己演出は、まず自分ありき ほか

第2章 お金をかけずに、欠点を最大の強みに変える方法
スマップが売れる理由
欠点こそ、その人の味を引き出せる大事な部分 ほか

第3章 初対面を制するプロフェッショナルの顔をつくる
相手を心地よくする雰囲気とは何か
好感度をアップさせる肌づくりの方法 ほか

第4章 5万円のスーツを8万円にする「見た目」の流儀
盛田昭夫の「その場の空気がピーンと張る」すきのないスタイル
濃紺のスーツは精神を引き締め、ライトネイビーは性格を明るくする ほか

第5章 「また会いたい」と思わせるトップ1%の顔のつくり方
一発逆転ホームランは、事前の下調べ以外に生まれない
「舞台となる場」と「会社の色」 ほか

第6章 「ひと味違う」と言われる小道具の流儀
スーツ姿も靴の見え方で印象がガラリと変わる
スーツスタイルに合う基本の革靴・5つのスタイル ほか

あとがき 外見づくりを考えることは、自分の将来について考えること

[付録] 本番3分前でもできる! プロフェッショナルに一歩近づく「見た目」の技術
7つのスプレーテクニック
5万円のスーツを8万円に見せるテクニック ほか


爪を磨くのは、自分の心の余裕と相手に対しての思いやり


私がお会いした松下幸之助さん、本田栄一郎さん、盛田昭夫さんをはじめとする政財界のトップの方たちは、みな、爪をきれいに整えていた。


「ヨーロッパでは、男が爪を整えることは、身だしなみの範疇なんだよ。どこの国に行っても、髭を整えるところで爪まできれいにしてくれる。君も、こういう仕事をしているなら一度行くといい。最近は、日本のホテルの床屋でもしているから」


盛田昭夫さんが私に爪の手入れをする場所を紹介しれくれた。


もう40年以上も前のことだが、教えてもらって出かけた床屋で、はじめて私は爪磨きを体験した。


やってもらるとわかるが、爪磨きは、決しておしゃれだけが目的ではない。


ある学者が、「幼い子のケンカは相手に爪を立て引っかきます。これは、動物としての本能です」と行っていた。かつて、爪は人間の武器だったそうで獲物を捕まえ、ものをさばいていた名残りだろう、ということだった。もう武器として使わないのならば、「これであなたを攻撃しない」という証に爪をきれいに整えるのが大人の嗜みであろう。服や下着に爪が引っかからないのが心地よい。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


  「期待値の超え方」も重要です。常に150%の結果を出すことを自らに課す必要などないのです。なぜならそれを常に達成し続けるのは苦しいですし、本人に とっても負担になるからです。期待値を満たすのは、せいぜい20〜30%増しぐらいにとどめておきましょう。そしてまた次の仕事で、120、130%の結果を出すということを続けていくわけです。――福沢恵子