第806冊目 「権力」を握る人の法則 ジェフリー・フェファー (著), 村井 章子 (翻訳)

「権力」を握る人の法則

「権力」を握る人の法則

目次


はじめに――「権力」を握る準備を始めよ
 なぜ権力志向になるべきなのか
 世の中は公正・公平ではない
 リーダーシップ本は眉唾である
 あなたの最大の敵は自分自身である
 本書の使い方

第1章 いくら仕事ができても昇進できない
 実績と昇進は関係ない!
 あなたの存在を気づかせよ
 自分に有利な評価基準にする
 上司が気にすることを気にする
 上司を気分よくさせる
 
第2章 「権力」を手にするための七つの資質
 誰でも自分を変えられる
 客観的に自分を評価する
 「権力」を手にするための七つの資質
 頭がよくても出世できない
 
第3章 どうやって出世街道に乗るか
 意外な出世街道
 上り調子の部門、下り坂の部門
 部門の勢力を診断する
 有力部門は競争が激しい
 
第4章 出る杭になれ
 頼みごとは案外うまくいく
 出る杭になれ、ルールを疑え
 愛されるより恐れられよ

第5章 無から有を生み出す――リソースを確保せよ
 リソースは無からでも生み出せる

第6章 役に立つ強力な人脈を作れ
 ネットワーク作りの秘訣
 ネットワーク作りに有利な仕事
 ネットワーク力はキャリア形成に役立つ
 ネットワーク力は誰でも身につけられる
 ネットワーク作りは戦略的に
 有効なネットワークを築く
 ネットワークの中心に位置する
 目的に合ったネットワークを作る
 
第7章 「権力」を印象づけるふるまいと話し方
 力を印象づけるふるまい
 権力者らしい話し方

第8章 周りからの評判をよくしておく――イメージは現実になる
 第一印象を与えるチャンスは一度しかない
 イメージ作りに気を配る
 メディアを活用してイメージを形成する
 自分で自分を売り込むのは控える
 悪評にも利点がある
 評判は自己増殖する
 
第9章 不遇の時期を乗り越える
 いつどのように闘うか
 挫折から立ち直る

第10章 「権力」の代償
 代償その1――一挙手一投足を監視される
 代償その2――時間の自由を失う
 代償その3――多大な時間とエネルギーをとられる
 代償その4――人を信じられなくなる
 代償その5――権力は中毒になる
 
第11章 権力者が転落する原因
 自信過剰になる、油断する
 軽率に信頼する
 自制心を失う
 燃え尽きる
 変化に取り残される
 せめて引き際を美しく

第12章 権力闘争は組織とあなたにとって悪いことか
 ヒエラルキーは必ず出現する
 権限がないときは政治的手腕が役立つ
 パワーポリティクスとヒエラルキーはどちらがマシか
 
第13章 「権力」を握るのは簡単だ
 自分にあった出世街道を見つける
 最後に一言


オバマ人身術


バラク・オバマは初めて上院議員になったとき、先輩議員にせっせと助言を仰ぎ、人脈を築いていった。そして、民主党の重鎮で落選したばかりのトム・ダシュル、エドワード・ケネディ、さらには共和党のリチャード・ルーガーまで師と仰ぎ、何かにつけて相談に乗ってもらった。ニューヨークタイムズ紙の記事によれば、「よき弟子に徹したおかげて、オバマは先輩議員にずいぶんとかわいがられた」という。できるだけ相手を誉めるような形でものを頼めば、受けいられる可能性はますます高くなるだろう。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


私は「私の人生が他の人の人生と違っているのはなぜか」と考えた。私がたどり着いた答えは、「経験したことをどう解釈し、評価するか」の違いであるというものだった。――アンソニー・ロビンズ


編集後記



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